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【53日目】 私の"男性不信"を払拭してくれたのは、間違いなく彼だった

私にとってガリヒサは、生まれて初めて「男の人だけど、女と同じように信頼できるな。いや、なんならその辺の女以上だ」と感じられた人だった。

それまでの私は、男性に対してものすごい苦手意識と不信感を持っていた。

付き合っていた男性から暴言を吐かれたり、しっかり容姿を卑下されたり、登下校時に知らない中年男性から長年ストーカー行為に遭ったりして(警察に対応してもらって数年がかりで解決)、「男の人は自分を傷つける」という警戒心が高校生ながらにガッツリ育ってしまったんだと思う。

その感情が爆発して、自分の父親にまで「私の部屋に監視カメラを仕掛けてるでしょ!!!」と怒鳴るレベルになってしまって(もちろん冤罪)、私の男性不信は10代にして他の追随を許さないほどピークに達していた。

そんなときに出会ったのがガリヒサだった。

これは今でも家族から言われることなんだけど、私はガリヒサと出会って一緒に過ごすようになってから、性格が驚くほど丸くなったらしい。

私がどうしてそうなったのか、男性不信がなくなったのはなぜなのか、男性に対して不信感を持ってる女性たちのためにも書いてみる。

▼ 私にとって、彼は「驚きの生命体」

まず、これは当たり前のことかもしれないんだけど、彼は1度も私に対して暴言を吐いたり、容姿を非難したり、私を泣かせるような言動をしなかった。

もちろん浮気もなかったし、疑うような要素も一切なかった。

それまで、「男=女に嫌なことをする可能性がある、警戒警戒!」と考えていた私にとって、ガリヒサは「なんだこいつ、私の概念が通じないぞ…」と感じる驚きの生命体だった。

「いや、なんならこれ、私のほうが彼に嫌なことするリスクあるじゃん…それくらい、この男は無害だ…」
「男っていうか、普通に女友達、いや親友の域だ…」
「むしろ家族といるより楽だし安全かもしれない」

こんな風に思うようになった。

これにより、私の中の男性に対する偏見(先入観)は、少しずつ薄れていったんだと思う。


▼ 男性嫌いが爆発していたJK時代

それまでの私は、「刑務所にいる人間の9割は男だから、世の中の男の9割は犯罪者予備軍」というような極端な考え方がどこかにあった。(高校生にして…)

ネット上のフェミ的な発言に毒されたわけではなく(そもそもそんな概念JKは知らない)、普通に生きて、普通に生活していくうちに、18才でそう感じるようになった。

これはやっぱり、高校時代に男性から受けた数々の被害(トラウマ)が原因だったと思う。

だから自分の身の回りの男性はもちろん、血の繋がった父さえも疑っていた。

10代にして警察に通うほどのストーカー被害に遭っていたので仕方ないのかもしれないけど、この頃の私は警戒心に満ちていた。


▼ 男性不信は、結局自分が損をする

でもガリヒサと出会ったことで、

「刑務所にいる男と、シャバにいる男は別」
「ヤバイ女もいれば、超絶まともな男もいる」
「結局、性別ではなく個人」

という普通の考え方ができるようになった。それにより、大学では彼以外の男友達もどんどんできた。(高校時代はゲイの友達1人のみ)

おかげで大学時代にいい思い出がたくさんできたし、男の人の存在が大好きになった。(1度仲良くなれば女よりも付き合いが楽なタイプが多い)

男性不信って、どうがんばっても自分の経験や価値観が広がらないし、結局自分が1番損をするんだよね。

このことを彼に伝えたことは1度もないけど、私の"男性不信"を払拭してくれたのは間違いなくガリヒサだったし、今でもそれは感謝してる。


Q. 水商売やパパ活をしていたら男嫌いが悪化、改善方法は?

先日、「水商売やパパ活をしていたら男嫌いがひどくなった、改善方法は?」という女子からの相談文をもらった。

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私自身、この記事に書いたように、水商売をする中で男性に傷つけられた経験はたくさんあるよ。

でもこの記事に「これだから男は〜」的な文言はひとつも書いてない。

ただ単に、「嫌なことっていくらされても慣れないなぁ」とだけ思った。

そこに男とか女とか関係ない。
女にされた嫌なことだって当然あるし。
水商売は、たまたま男性を相手にする商売だから、男性に嫌な気持ちにされてしまうことが多いだけ。

私の場合、水商売をやってても男性嫌いを爆発させて病まずに済んだのは、高校時代にピークを経験してたからだと思う。

そしてガリヒサみたいな「いい男」がいることもとっくに知ってたから。

「異性」というくくりをやめて「個人」として見るようにすれば、特定の集団に対する先入観や偏見は少しずつなくなっていく。

だから男性嫌いの克服方法として1番有効なのは、菩薩のような彼氏を作ることだと思う。

「いや、これ女である私のほうがクソじゃね?この男の人間性、優れまくってね?」

こう感じるシチュエーションが増えれば増えるほど、異性に対する嫌悪感はなくなっていく。

異性から学べることって同性以上に多いから、全般的に嫌ってたらもったいないよ。

そして自分の異性に対する偏見を払拭してくれる相手こそが、男女ともに選ぶべきパートナーなんだと思う。


▼ 次回、久々にガリヒサからのメッセージ💌


もし記事がおもしろかったら、伝えてもらえると嬉しいです。 ※近日中に個別でお礼のメッセージをお返しします💌