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出版記念イベント(を終えた今の感情)レポ

すごくモヤモヤしてる。

昨日、人生初の出版記念イベント(トークショー&サイン会)が終わって、部屋に帰ってからずっと、何もする気が起きない。でも寝ることもできなくて、深夜にこの記事を書いてる。

イベントが終わった直後、わざわざ東京から駆け付けてくれた出版社の担当さんたちとの打ち上げもお断りして、私は1人そそくさと部屋に帰った。だってモヤモヤしてたから。

正直、イベント自体は、そんなにモヤモヤすることもない出来栄えだったと思う。

司会の芸人さん(ケチャップ河合さん)のおかげでトークが途切れることもなく、イベント中に私が大失態を犯すこともなかった。来てくれた人たちの反応もすごくあたたかかったし、私はずっと楽しかった。

だからイベント中は全然モヤモヤしなかった。それどころか、ここ数年間でもTOP3に入るくらい楽しい1日だったと思う。

でもイベントが終わった瞬間から、ものすごいモヤモヤが襲ってきた。

このモヤモヤが何なのか、私はもう半日くらい、ずっと考えている。

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たぶん、この感情は「申し訳なさ」だと思う。

今回のイベント(大阪開催)には、関東からはもちろん、わざわざ北海道や福岡などの遠方から来てくれてる人もいた。

本を買って読んでくれるだけでもありがたいのに、入場料が2千円もするイベントに来てくれて、中には新幹線やホテル代に何万円もかけてくれた人もいて、その上立派な差し入れまで持ってきてくれた人もいる。

かたや私が返せたものは、この手のイベントド素人ゆえのへっぽこトークと、わずか1分で描いた無料のサインだけ。

どう考えてもギブアンドテイクが釣り合っていない。

その差を少しでも埋めるため、自宅でシコシコプレゼント用のシールを用意してきたけれど、結局緊張して持って行くのを忘れてしまった。

▼ これね

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まあおそらく、こんなシール1枚渡したところでこのモヤモヤは晴れていなかったと思う。時間をつくってわざわざ来てくれたみんなの労力や交通費を、自分でつくったタダ同然の小さなシールでチャラにしてもらおうなんて計算が合わない。

今回のイベント、私は物理的にも精神的にも色々と与えて貰いすぎてて、それがありがたい反面申し訳なさすぎて、今こうして無意識にモヤモヤしているのだと思う。

イベントを開催する人や、ファンがたくさん居るような人たちは、みんなこんな感情と向き合っているんだろうか。私も作家さんのサイン会に行ったことはあるけれど、あの人も実はこんな気持ちだったのかもしれない。それとも、ある程度以上有名な方だと、こんな気持ちになることもないんだろうか。

断っておくけど、私はイイコではない。

お店でお客さんからどれだけお金を使ってもらっても、街で男性からどれだけ奢ってもらっても、1度もこんな感情にはなることはなかった。アザースw イェーイw とか思ってる。

今回は女の子がたくさん来てくれてたからかもしれない。男性向けの本を女性が買って、わざわざ遠方から来てくれた上に、「こじきちゃんのこんなところが好きなんです」みたいなことを伝えてくれたことで、私はちょっとした責任のようなものを感じてるのかもしれない。

今回イベントに来てくれた約50人の人たちに対しては、今後私が何をどうやってもお礼をお返しできない絶望感のようなものを感じる。

せっかくイベントを開催させてもらったのだから、「超楽しかったみんなありがとう!」で終わらせとけばいいものを、こんな暗めの記事を書くなんてどうなんだと自分でもすごく思うけど、陰キャなので仕方ない。

陰キャなので、いろいろなことが気になる。

とはいえ見ての通りめちゃくちゃ楽しかったことは事実だから、近日中にレポ漫画を描こうと思う。描いたら気持ちが整理できそうな気がする。

今回のようなイベントが初めての私にとっては当然かもしれないけれど、完璧なエンタメを提供できるようなスキルがまだなかったなぁと思う。反省会が終わらない…

とはいえこの若干の不完全燃焼感が、「イベントに出るのなんて最初で最後にしよう、苦手だし」と思っていた自分の気持ちを少し変えている。だからその点は良かったのかな。

もしまたいつかオファーをもらえたら、今回の反省点を活かしてもっともっといいイベントにしたいと思う。だから今回来てくれた人たちには、絶対また来てほしい。

今回来てくれた人たちも、来たいと思ってくれてた人たちも、本当にありがとう!

また開催のオファーをもらえるように、これからも色々活動していきます( ¨̮ )


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