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【10日目】 「神に試されている」と感じた最後の相席屋

今日、女友達と一緒に久々に相席屋(オリエンタルラウンジ&JIS)へ行った。

※ この記事を書いているのは5月14日(金) 

昨日の記事に書いた通り、倫理観がヤバい彼氏とは2週間の音信不通を経て自然消滅したし、私は現在誰とも交際していない。

この状態で男女の出会いの場へ行くのは、なんだか新鮮な気持ちだった。

するとそこで、芸能人級のドドドドイケメン高身長マッチョと出会ってしまう。

このタイミングでこの出会い。
神は私を試しているのかと思った。

▼ 「相席屋に対する終活」をはじめた

相席屋に行った理由は"私の男漁り"が目的ではない。

① 彼氏がいない女友達(常にペアを組んでいた戦友)の男漁りの付き合い
② 婚約したらもう相席に行くこともなくなるので、溜まったポイントを景品に交換する

この2つの目的で行った。

今現在、私は結婚も婚約も、そして交際さえもしていないので、その手の場所に行くのは自由だ。

でも、残り90日間のどこかで、突然プロポーズをする日がやって来ると思うから、その前にお世話になった女友達の婚活に協力したり、溜まったポイントでコスメをGETしたりしておきたかった。

つまり、相席屋に対する終活をはじめた。

たかが恋人ならともかく、"誰かの婚約者"になったら、さすがにもう相席屋には行けない。

もともと私は、自分に彼氏ができたからと言って、婚活仲間の女友達に「ごめん、私だけ彼氏ができちゃったんで、もうあなたの婚活には一切付き合えません。これからは、出会いの場には1人で行ってね」なんて絶対に言いたくないし、自分の彼氏が友人や上司にその手の発言をするのも嫌だと思ってる。

だから、これまでの交際相手とは

① そういう場所に行くときは必ず報告する
② 連絡先の交換はしない

という条件のもと、お互いに行くことを許可していた。

でも、彼氏ではなく夫ができたら、私は絶対その手の場所には行かないし、夫にも行かせない。
なぜなら、相席屋で既婚者の存在は、本気で出会いを求めている人間からすると超迷惑だから。

だから今、このタイミングで相席屋へ行った。


▼ たまらんオス、襲来

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その日は入店してすぐに、男性2人と相席になると言われた。

席についてビックリした。

芸能人のような顔の男がいた。
香取慎吾とタッキーを足して2で割り、少し色黒にしたような顔をしている。体もデカい。明らかにマッチョだ。

2人組で、もう1人は全然パッとしない。だから逆に、2人の関係が気になった。

私「2人はどういう関係ですか?」
イケメン「中学からの幼馴染!俺と仲良くしてくれるの、コイツだけだから」

気さくだった。そんなに素晴らしい顔と体を持っているのに、一切気取っていない。
女子2人はもちろん、男友達の顔まで平等に見つめながら、満面の笑顔で話す。

文句のつけようがない顔面と、この世のすべての女が欲情するのではないかと思うほど完璧な体を持ち、「26才」という年上からも年下からも求められるちょうど良い年齢で、訊けば建設系の会社をやっていた。(だからマッチョだった)

「生まれてから今まで1度も女に困ったことないんだろうなぁ」と思うほど、彼のオス力はぶっ飛んでいた。

もうシンプルに、たまらんオスの襲来。

私が今よりもっと若く、結婚願望が高まっていなければ、「ぜひ1度抱いて欲しい」とその場でお願いしたかもしれない。(陰キャだから無理だけど)

まるでガリ久と真逆の人種だった。
ガリ久が持っていないものを、すべて詰め込んだような男。

恵まれた体格とか、根っからの陽気さとか、積極性とか、男性ホルモンとか、女にモテる要素とか、そんなのがパンパンに詰め込まれた個体を、神様が私の前に送り出したんだ。

そして私を試している。

「ん?お前は本当にガリ久と結婚するんか?ほれほれ、このオスを見てみろ!たまらんだろう」

確実にこう言われている気がした。


▼ 神が私を試している

1時間半ほど相席して、私たちが退店すると言ったとき、そのイケメンが笑顔でこう言った。

「今日はありがとう!こんなに笑って楽しかったの久しぶりだった。今度、4人でご飯行こう。良いとこ知ってるから奢るよ」

ああ、神が私を試している……

頼むからやめてくれ。興味がないフリをしてくれ。

そう思っているうちに、トントン拍子で4人のグループトークが組まれた。

少し前ならこの瞬間、「いえーいイケメンパラダイスの構成員ゲット!」とか思っていたけど、今の私は逆にちょっと虚しくなった。

彼はLINEを本名フルネームで登録していて、アイコンは謎のイラスト(拾い画)だった。
このクラスのイケメンは、逆に自分の顔にしないんだ…

女友達と2人でその店を出て、「いい人たちだったね」「それにしてもオスみがエグかった」などと感想を述べ合いながら、次の相席屋へ向かった。


▼ 解散!

するとその女友達が、突然こんなことを言い出した。

女友達「でもさぁ、あれだけイケメンで体もカッコイイんだから、実は芸能人とかなんじゃない?ダンサーとか、DJとか、私たちが知らないだけで…」

……たしかに!

一般人にしては、外見も内面も卓越してると思ったんだよ。

私「よし、じゃあ調べてみるか」

彼のLINEにあった本名フルネームをGoogleで検索する。

1番上に、インスタが出てきた。
名前の漢字が珍しい上に、居住地も合致している。
間違いなく、彼のアカウントだ。

そしてそのアカウントを見た瞬間、私の中の「神様チャレンジ」(神に試されし時間)は終わった。


プロフィール欄『酒と女が大好きです』


解散!!!!!
やっぱり、オスみの強い男はダメだな!


(※ ちなみに芸能人とかではなかったよ)

ガリ久なら、冗談でもこんなこと書かない。それどころかインスタすら絶対やらない。(FacebookもTwitterもその他も、SNS全般に一切手を出さないタイプ)

女を求めて生きていないし、SNSにちまちま自分の顔面を投稿したりもしない。

そっちのほうが、よっぽどオスみ強いじゃん。(とかいうと今どき差別になるのかもしれないけど、他に適切な表現がない)

私はそういう人を夫にしたいし、父親にしたいし、家族にしたい。
やっぱり私は間違っていなかった。

そう思って、さっき出来たばかりのグループLINEをそっと削除した。

久々の相席屋は、私の決意をより強くしてくれる、とてもいい経験だった。


▼ 次回、ガリ久と1年半ぶりの電話対談


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