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【考察】『AM02:11 FEB 04 2012 - Sanctuary』【フェイクドキュメンタリー「Q」】


はじめに

皆さん、こんにちは。葉月めまいです。

本稿では『フェイクドキュメンタリー「Q」』のYouTube動画、
『AM02:11 FEB 04 2012 - Sanctuary』を考察していきます。
ネタバレを含みますので、視聴後に読んで頂けると幸いです。

↓元動画 ホラーなので苦手な方は注意。










では、ここからネタバレ有りで考察していきます。

疑問点だらけの内容ですが、
今回は「Q:1〜Q:7と、どのように繋がるのか?」を重点的に考察します。

他にも「3人は何を目撃したのか?」「白装束の人々は何者か?」など、
分からない点はありますが、
あまりに手掛かりが少ない疑問は、一旦脇に置いておくことにします。


関連性①

やはり、何よりも重要な点は「8673」の声でしょう。
読み上げ方はQ:2の「6451」と酷似しています。

↓Q:2の考察記事


葉月はこれまで、Q:4がQ:2と、Q:6がQ:3と関連しているのではないか、
と解釈してきました。

↓Q:4の考察記事

↓Q:6の考察記事


これまでは各話の繋がりの有無は曖昧でしたが、
とりあえず、繋がりがあること自体は間違いないと明確になりました。


関連性②

各話との繋がりを、より具体的に考えていきましょう。

まず、Q:2とは「数字4桁の読み上げ」によって繋がっています。
この4桁、未だに意味は分かっていませんが、
「8673」はちょうど「6451」に2222を足した数なので、
もしかすると数字自体より、その差が重要なのかもしれません。

葉月はQ:2において、「声を真似て人に成り変わる怪異」の存在が、
隠されていると解釈しました。

「白装束の人々」が流す音声を、その怪異が聴いていたことになるので、
Q:2の物語の裏でも「白装束の人々」は暗躍していたと考えられます。

また、葉月はQ:4において、Q:2と同一の怪異が、
奥さんに成り代わっている可能性を想定しています。

やや根拠の薄い仮説ではありますが、
荒木氏の能力を信用する限り、それなりに有力な解釈だと思っています。

だとすると、Q:8はQ:2を通じて、
間接的にQ:4とも繋がっていると考えられます。

そして、Q:3とQ:6の舞台は山中でした。

↓Q:3の考察記事


Q:3を単体で考察した際は、
女性の姿が写っている、17枚目の写真を重点的に取り上げましたが、

Q:8を踏まえた上で改めて観てみると、
16枚目の写真の右側に、建物らしき物体が写り込んでいることが分かります。

よって、Q:8の舞台はQ:3、Q:6の山と同一、あるいはその近辺である可能性が高いと考えられます。

しかしながら、Q:1、Q:5、Q:7との関連性は、今のところ不明です。


特異性

さて、ここまで関連性について触れてきましたが、
一方でQ:8には、これまでの各話と大きく異なる点もあります。
それは「スタッフの関与が感じられない」という点です。

Q:1、Q:3、Q:6、Q:7では、いずれもナレーションが入っていましたし、
Q:2、Q:4、Q:5の動画には、いずれもテロップが入っています。
また、Q:5では、撮影者へのインタビュー映像も挿入されています。

この「ナレーション入り動画4本」と「テロップのみ動画3本」は、
それぞれ別のスタッフによって編集された物なのでないか、という可能性を
以前から薄々疑っていたのですが、Q:8はそもそも編集されていません。


仮説

Qスタッフが映像を入手したのであれば、
Q:4のように、冒頭で「これからご覧頂く映像は〜」などと
テロップが入っていた方が自然です。

また、「白装束の人々」がA、B、クロダを殺害したのだとすると、
車も発見されないように処理していると考えた方が合理的です。

しかし、「白装束の人々」にとって、この映像は犯行の証拠ですから、
アップロードする理由はないはずです。

以上を踏まえて考えると、「白装束の人々」の中に裏切り者がいて、
その裏切り者がQ:8をアップロードしたのではないか、と解釈できます。

そして、それが『フェイクドキュメンタリー「Q」』の動画として
投稿されていることから、
Qスタッフと、今回の「白装束の人々」は無関係ではないと考えられます。


結論

残念ながら、現状ははっきりとした結論は出せません。
Q:1〜Q:7の解釈も、再考する必要性があるでしょう。

とりあえず、Qスタッフは「白装束の人々」を潜入調査するために、
スパイを送り込んでいた可能性がある、と妄想じみた仮説を残して、
本稿を終えたいと思います。


補遺

関連性にばかり言及して、動画本編の内容にあまり触れていませんが、
Aが轢いてしまった男は、おそらくクロダでしょう。

普通、あの速度の車にバックで轢かれるとは思えないので、
轢かれた人物は最初から倒れていたと解釈できます。

「白装束の人々」が先回りしていたことを考え合わせると、
倒れていた人物は「白装束の人々」にやられたはずです。

とすると、倒れていた人物の正体は、
クロダであると解釈するのが妥当だと思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。



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