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『彼女がそれも愛と呼ぶなら』一木 けい



様々な愛の形が描かれる。

高校生の娘・千夏と、三人の恋人と共に五人で一つ屋根の下で暮らすポリアモリーの伊麻。
束縛彼氏に不快感を感じながらも、交際を断ち切れない千夏。
伊麻の友人で主婦の絹香は、浮気+モラハラ夫との結婚生活に嫌気が差している。

多様性の時代、誰がどんな愛の形を選択しようと本人達の自由だと思うけれど、自分に置き換えるとどれも違和感しか感じなかった。

相互に等しい愛情があれば良いが、相手が束縛と感じその恋愛に苦痛を感じた時点で愛情の天秤は激しく傾いてしまう。

楽しいだけじゃない。

愛って本当にままならない。




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