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『山の上の家事学校』近藤 史恵



大阪市中心部から30分、そこから更にバスで30分、長閑な山里に佇む山之上家事学校。
ここは男性を対象とした生活の為の家事学校である。

この学校へ通って来るのは年代がバラバラな訳あり男性達。

主人公の幸彦は妻に離婚を突き付けられた後、荒んだ生活を送っている。
「外で仕事をしている俺がなぜ家事をやる必要がある?」
とんだ勘違い野郎だ。

幸彦のような男性は、この世の中にわんさか存在すると思う。

家事に終わりはなく、生きている限り生活は続いていく。
花村校長の家事に対する思いが素敵だ。

家事を見下す男性諸君に手に取って欲しい一冊。




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