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『オパールの炎』桐野 夏生
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中ピ連、榎美沙子をモデルとしたフィクション小説。
1972年にピル解禁同盟「ピ解同」の活動を始めた女性だが、本作で初めてその実情を知る。
物語は塙玲衣子(榎美沙子)に関わった人達への取材形式で進んでいく。
塙の活動を正しい事だと捉えた人もいれば、恨みを抱えたまま生涯を過ごす人もいる。
美しい容姿を持ち、派手なパフォーマンスで時に脅迫めいた事もするが、根底に女性解放への強い想いが感じられた。
SNSのない時代でやり方に難はあったと思うが、1999年、日本でピルが承認された事で、ようやく彼女の願いが届いた事に安堵する。
拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)