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『二人目の私が夜歩く』辻堂 ゆめ
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「昼のはなし」「夜のはなし」
二部で構成されたミステリー。
主人公は交通事故で両親を亡くした高校生の鈴木茜。
寝たきりの患者を訪ねる「おはなしボランティア」に参加し、そこで29歳の咲子という女性に出逢う。
交通事故の被害者同士、共鳴し合った二人に起きた不思議な現象。
一部ではファンタジーを思わせる展開だが、二部で一気に反転する。
咲子へ抱いていたイメージはどんどん覆され、物語はイヤミスのような空気を醸し出す。
彼女に隠されていた真実と後悔。
誰もが犯す過ちが取り返しのつかない事態を招いてしまう事への恐怖と切なさを感じた。
拙い記事を読んでくださってありがとうございます(*´▽︎`*)