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私が『Cloud NOTE』を始めた訳。

初めまして。
私は長野県諏訪市出身の34歳です。
八ヶ岳や南アルプス、富士山が一望できる山奥に住んでいました。

小さい頃、母は外食をさせてくれず、誕生日ケーキもポテトチップスもいつも母の手作りでした。

今思えば、それが私の"食"の原点だったと思います。

大学へ行くことを機に、18歳で実家を出たまま現在も東京を拠点に活動しています。

小さい頃から母はとても厳しく私を育ててくれました。

ジュースは100パーセントでなければ飲んではダメ。ポテトチップスは酸化しているからと言って、ジャガイモをスライスし始めるような母でした。

一人暮らしを始めて以降、外食をする機会が増え、大人になってお酒を呑み、友達と夜更かしをする。そんな生活のなか、ふと田舎の生活を懐かしく感じました。

"長野の夜空は星がたくさん見えて綺麗だった"

蛇口をひねれば美味しいお水が飲めた。
祖母が作るお米が甘くて美味しかった。
母が作るパンプキンパイは特別な日だけの楽しみだった。
叔母が作るパンはいつも焼きたてだった。
父と暖かいルイボスティーを水筒に入れて、天体観測に出かけた冬の夜もあった。
通学路は田んぼのあぜ道。兄と50分退屈しのぎに道草を食べながら歩いた。
器用で無口な叔父は、梅酢ジュースをいつも作っては振舞ってくれた。

核家族化や少子化が進む日本で、私が大切にしたいと思っていることは、一日のうち、一度でいいから誰かと食卓を囲んで欲しいということ。せめて、食事の時間くらいは家族の時間を過ごしてほしい。

それがCloud noteの合言葉である"THE TABLE wher families meet smiles"〜食卓は家族の笑顔に会える場所〜の原点です。

女性が仕事を武器に生きる時代。家事に割く時間は年々減っています。コンビニやデリバリー、飲食店など便利な世の中になる側面、本当に大切にするべきことを見失ってしまっている。そんな気がします。

家族の時間、子育てに向き合う時間、趣味に没頭する時間、キャリアを積む為の努力の時間、友達と遊ぶ時間等、ライフステージによって費やす時間の大きさは変わっていくかもしれませんが、その全てが必要な時間なのです。今、自分はどのライフステージにいるのかを知る事だけでも大きな一歩なのかも知れません。


少し私の性格についてお話ししておきます。

『破天荒』とは私を表す最も近い言葉だと思います。最近は愛着さえ湧いてきました。
私は小さい頃から変な子でしたが、それは現在進行形でもあります。
みんなに言われるんだから間違いないと思います。

普通の人になりたいと思って生きてきたし、普通でいることが幸せな事だと思っていました。
でも、考えても考えても普通がよくわからなくて、何をすれば普通になれるのか今もわからないのです。

とりあえず大学に行った。
とりあえず就職した。
とりあえず辞めずにやってる。

普通の人になりたいと思う気持ちが、そうさせてきたのかもしれません。

4歳の時に初めて型抜きクッキーを焼きました。
母の手を借りずに1人でやりたくて、台所から母を追い出したくせに大失敗したのを覚えています。

レシピの本に粉の分量"1と2分の1"と書いてあるのに"2分の1"しか入れないものだから、オーブンまでは何とか運べたものの、キリンやウサギ、クマや花型にくり抜かれたソレらはすべて一枚の板になった。

それが私の料理の始まりです。

上手に千切りができなかった。
何度も指を切った。
火傷もした。
カエルケーキになった事もあった。
麻婆豆腐を肉炒めと言われた。
出汁をでじるって読んでた。

数え切れないほどのボケとドジを繰り返しても、料理が好きです。 決して上手ではなくても。

34歳になった今だからこそ、4歳の私に伝えたいことは、「誰でも最初は失敗ばかり。上手くやろうなんて思わずに、やりたいようにやってみる。そのうちにできるように自然になっていくよ。」と言うこと。

なので、皆さんがもう知ってるような事も、発展途上の私のために、Cloud NOTEではいつでも料理の基本、料理の疑問などを振り返れるような、そんなモノを残していきたいと思います。

いつか自分のお店を持ちたい。料理教室を開いて料理の楽しみを共感したい。

小さい頃から抱く夢があります。夢が叶ったその時にはこちらをご覧になってくれた皆さんとお会いできればな〜なんて淡い夢をまた抱くようになりました。

皆さんの食卓が笑顔であふれますように。

ここまでご一読くださりありがとうございました。

かしこ

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