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終戦記念日に、戦争の本を読む

8月15日、終戦記念日。毎年この日には、戦争の記憶を風化させまいと、平和の尊さを胸に刻もうと、様々な取り組みが行われます。私も何かやってみようと、戦争に関する本を読んでみることにしました。

いま読んでいるのは、半藤一利さんの『日本の一番長い日』です。本書は、1945年8月14日から15日にかけてに起こった、ポツダム宣言受諾をめぐる政府内の葛藤やクーデター未遂事件など、まさに戦争終結に至るまでの緊迫した出来事を克明に描いたノンフィクション作品です。

本書を読んでいると、日本がどのようにして戦争を終結させたのか、その舞台裏を知ることができます。特にポツダム宣言に対しての対応が遅れたことが、多くの人の命を奪った広島、長崎への原爆投下を許す格好の理由となり、またソ連が日ソ中立条約を破棄し、満州、朝鮮、樺太に侵攻を開始するきっかけになったことを知り、切ない思いになりました。

79年という歳月を経て、戦争の記憶は薄れがちですが、だからこそ、終戦記念日には『日本の一番長い日』のような本を読み、平和について深く考えることが大切だと感じています。また休暇のついでに、広島の原爆ドームや広島平和記念資料館、沖縄のひめゆりの塔、そして鹿児島県知覧町にある知覧特攻平和会館にいくのもお勧めです。

10年ほど前、広島にいく用事があったので、原爆ドームと広島平和記念資料館に足を伸ばしました。訪れたのはこれで2回目ですが、被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や絵などの資料を見て、戦争が残した爪痕の大きさに、言葉を失いました。

79年という歳月は、戦争の記憶を薄れさせ、平和を当然のものと錯覚させるには十分すぎる長さかもしれません。しかし、世界を見渡すといまだ戦争は続いており、多くの人々が亡くなり、また傷ついています。

戦争の悲惨さを知り、平和の尊さを噛みしめること。その上で、平和への誓いを新たにすること。これこそが、私たち一人ひとりが未来に対して負う責任であり、今日という日を大切にしたい理由です。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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平和の大切さを改めて感じた
つくだ@書籍編集×作家でした!

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あなたにとって、幸せな1日になりますように!

#66日ライラン
#挨拶文を楽しもう
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