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ワードデザイナー(Word Designer)という肩書のことを語っておきたい 

‐Word Designのお仕事②

私がクラウドボックスで、テキストライティングの仕事をする際に「ワードデザイン」「ワードデザイナー」という言葉を使うようになって約1年が経ちました(2023年7月現在で1年と3ヵ月)。
「ことばを書くひと、つくるひと」というキャッチコピーを冠した「ワードデザイナー」専用名刺もつくりまして、出会った方にお渡しすると、皆さん「いいですね〜」と言ってくださいます。
「ライター」や「コピーライター」ではなく「ワードデザイナー」。
デザイン会社の「ワードデザイナーとは?」。
今回はこの肩書に込められたものを、改めて語っておきたいと思います。

2023.07.25 Word Designer 竹野恭子

クラウドボックスのワードデザインとは

 デザイン会社「クラウドボックス」の仕事の中で、〝言葉を書く〟作業は、多岐にわたります。ポスターやパンフレットの印刷物、Webサイトなどを言葉で飾る「コピーライティング」や、商品の紹介、事業の紹介、人物の紹介などをする「テキストライティング」のほか、インタビューをして記事にまとめたり、ニュースリリースを書いたり、商品やイベントなどのネーミングをしたりと、一言で〝言葉を書く〟といっても、さまざまな仕事があることに気づきます。

 そして、どんな種の仕事であっても、クラウドボックスが一貫して大切にしていること。それは、「まだ形をもたないお客様の想いをまず受け止めて、カタチにする」ことをデザインの基本姿勢としていることです。「ワードデザイン」の場合は、お客様の想いを広く受け止めて、咀嚼し、そしてお客様の視線を加え、言葉を引き出していく作業。それがまず前提としてあって、その後〝言葉を書く〟という具体的な作業を行っています。
 お客様からいただいた「タネ」を、大切に育て実らせ、生き生きとした贈り物にしてお戻しするといったイメージでしょうか。小さなタネに込められた想いが、実や花となってお客様のもとへ戻すことができたとき、お客様は笑顔になって受け取ってくださいます。「ああ、こういうのつくりたかったんだよなぁ。」と嬉しそうにしてくださるのが私たちの何よりの願い。お客様のそうした「感情の変化」を生み出すこと。それがクラウドボックスが目指すデザインの仕事なのです。だからこそ「ライター」という言葉だけでは語りきれないものを成し遂げたい。「デザインを言葉で実践する」仕事をしていく。そんな想いを込めたのがクラウドボックスの「ワードデザイナー」「ワードデザイン」です。

なんといっても仕事が増えました

 私がワードデザイナーと名乗って約一年。クラウドボックスに「ワードデザイン」という分野を立たせることで新しい風が吹き始めました。〝言葉を書く〟仕事が格段に増えたのです。

 今までは、「ここはライターさんにお願いしたい・インタビューをお願いしたい」という依頼があった場合にコピーライティングやテキストライティングをするという、完全受け身のスタイルでした。しかし、私が「ワードデザイナー」と名乗ったことで、お客様がデザインの仕事を依頼する際に、「クラウドボックスはテキストもしっかり作る」というイメージを持ってもらいやすくなったようで、お声掛けしていただく機会がとても増えました。
さらにこのNoteで「クラウドボックスが出会ったひと」とした対談記事を定期的に発信し始めたもの大きなきっかけとなったと思います。

【2022-2023実績の一部 ぜひご覧ください】
いろはワンダースクールWebサイト
実川ガーデンズWebサイト
ナッツとドライフルーツの専門店小島屋「豆なつめ」
三輪田学園2024年度学校案内
京華女子中学校・高等学校学校案内
ほかニュースリリースやパンフレット・Webライティングなど多数

Word Designer(ワードデザイナー)という肩書の魅力

 「ワードデザイナー」という肩書はお客様にとっても「ぐっと近くで、寄り添って、めっちゃいいワード創ってくれそう」という印象を持っていただけるようです。期待感を抱いてもらえるというか。
 その期待感に応えていくという使命ももちろんですが「創作力を駆使してオリジナルの言葉を創ります」という付加価値もお客様に与えることができると思っています。私は演劇畑出身ということもあって、舞台の脚本や詩、企業誌にエッセイを書いていた経験があります。物語の世界に没入したり、創作をするのが元々好きでした。自分の得意分野と、お客様のリクエストや創作したい世界観を共有し、ことばに変換するという作業。それが「ワードデザン」という言葉に集約され、私のやりたいことの裾野を広げてくれました。
 Word Designer(ワードデザイナー)という肩書を名乗って仕事をしている人は、まだほとんどいないと思います。たくさんの可能性を秘めた仕事として、大切に育てていきたいと思います。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

※よろしかったら私の個人のNote (雑記・エッセイ)もぜひご覧ください。


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