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2024年3月 ロンドン旅行 - 1日目
はじめに
久しぶりの投稿です。
昨夏から新しい仕事が始まって忙しかったのですが、ようやく少し落ち着いてきました。そして、今年3月中旬にはイギリスに行ってきました。
最近はnoteにもあまり手をつけられていなかったので、これを機にまた積極的に書いていければと思っています。
今回は妻との数年遅れの新婚旅行です。
元々ロンドンで知り合ったこともあって、新婚旅行はロンドンにする予定でしたが、結婚してすぐに新型コロナウイルスが蔓延してしまい、ずっと行けない状況が続いていました。
私は5年ぶり、妻は9年ぶりのイギリスです。
今回の旅行で、ロンドンの街を再び訪れる喜びを感じました。
※ロンドン旅行時点の為替は、£1=193円でした。
Heathrow Airport
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関西空港発、香港経由で、現地時間の午前6時過ぎにロンドンのHeathrow(ヒースロー)空港 ターミナル3に到着しました。
早朝の到着でしたが、空港は旅行客で賑わっていました。
飛行機は、キャセイパシフィック航空を利用しました。
キャセイパシフィック航空の機内設備は充実しており、提供される機内食も期待以上に美味しかったです。客室乗務員の方々もフレンドリーでしたが、日本特有の細やかな接客に慣れ親しんでいると、サービスに温度差を感じることもあるかもしれません。これはサービスレベルの差ではなく、文化間の違いであるよう感じました。
閑話休題。
ヒースロー空港はイギリス最大の国際空港です。
ターミナル3は主に長距離便やヨーロッパ行きの国際便が発着します。設備が充実しており、ショップやレストラン、ラウンジなどの施設が利用できます。
ヒースロー空港からロンドン市内への移動手段は以下の4つがあります。
London Underground(通称:Tube)
Piccadilly LineとElizabeth Line(旧:Heathrow Connect)の2路線が利用可能です。運賃は目的地により異なります。Heathrow Express
ヒースロー空港の各ターミナルとパディントン駅を結ぶ高速列車です。
15分間隔で運行され、乗車時間も約15分です。運賃は片道£25〜と高めですが、所要時間を短縮できるメリットがあります。バス
最も運賃が安い交通手段です。1回の乗車につき£1.75ですが、目的地次第では乗り換えが必要となります。
ターミナルからバス停までがやや遠く、バス自体も遅れることがあり、乗車後の移動時間も長くなりがちです。また、大きな荷物を置けるスペースも限られているので、個人的にはおすすめしません。
最終的な目的地がロンドン市内ではなく、Victoria Coach Stationから別の町に移動するなどであれば、National Express(長距離バス、通称:Coach)を使用するのもひとつの手段です。こちらの運賃は£5.20〜。タクシー(通称:Cab)
最も運賃が高い交通手段です。おおよそ£50~100くらいが相場のようです。3、4人での乗車ならありかもしれません。
West Brompton
スーツケースを預けるため、宿泊するホテルの最寄り駅であるWest Brompton(ウェスト・ブロンプトン)駅を目指します。
Heathrow Central駅からPiccadilly Lineに乗り、Earl's Court(アールズ・コート)駅まで移動します。
District Lineに乗り換え、Wimbledon支線で南に一駅。West Brompton駅で降ります。なお、運賃は£3.40でした。
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駅から5分ほど歩き、宿泊先のIbis London Earl's Courtに到着。
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Ibisは世界展開している、所謂エコノミーホテルです。よくアメリカ系と言われていますが、確か本社はフランスだったはずです。
ホテル到着時点で午前8時過ぎ。
まだチェックインはできないので、スーツケースだけホテルに預かってもらい、Earl's Court駅に向かってブラブラ歩きます。
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小腹が空いたので、駅近のPret A Manger(プレタ・マンジェ)で軽食を摂ります。
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Pret A Mangerはイギリスのファーストフードチェーンです。コーヒーよりもサンドイッチに力を入れた、少しめずらしいタイプのお店です。
日本でも20年くらい前に日比谷に店舗があった気がするのですが、いつの間にか事業撤退していたようです。
Covent Garden
Earl's Court駅からPiccadilly Lineに乗り、Covent Garden(コベント・ガーデン)駅で下車。マーケットを目指して歩きます。
Apple Market
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Apple MarketはCovent Gardenを代表する伝統的なマーケットです。
かつては野菜や果物の取り引きが盛んだったことから、その名が付けられました。現在では、市場の規模が拡大し、工芸品や衣料品も販売されています。
私はWhittardでホットチョコレートの詰め合わせボックスを購入。
WhittardのWhite Hot Chocolateは、これまでに自分が試したものの中で最も美味しいと感じた逸品です。
Jubilee Market
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Apple Marketに隣接したJubilee Market(ジュビリー・マーケット)は、Covent Gardenのもうひとつの魅力的なマーケットです。
アンティークやヴィンテージの品々、手作りのアートやクラフト品、そして雑貨などを取り扱っています。
今回は特に何も購入せず、その場を後にしましたが、マーケットの雰囲気はとても良く、お店を眺めているだけで楽しむことができました。
Leicester Square
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Leicester Square(レスター・スクエア)駅はCovent Garden駅から徒歩5分程度(距離にして約260m)。地下鉄で一駅ですが、ホームまでの移動時間や待ち時間も加味して考えると、ほとんどの場合は歩いた方が速いです。
Leicester Squareは劇場や映画館、飲食店やお土産屋さんが並ぶエリアです。
急に雨が降ってきたので、M&M'S Storeで雨宿りします。
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イギリスの天気は非常に変わりやすく、日中に何度も降ったり止んだりすることがあります。なお、しとしとと降る小雨/霧雨はDrizzle、にわか雨はShowerと表現されます。
Piccadilly Circus
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雨がDrizzle状態になったところで、Piccadilly Circus(ピカデリー・サーカス)まで歩きます。
Piccadilly Circusはロンドンのランドマークのひとつです。
観光地やショッピングエリア、劇場地区の中心に位置し、多くの観光客や地元の人々で賑わっています。夜は、明るいネオンサインが街を彩ります。
Waterstones
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今回のお目当ては、Waterstonesという本屋さんです。
Waterstones(ウォーターストーンズ)はイギリス最大手の書店チェーンです。そして、PiccadillyのWaterstonesは在英中、私がロンドンで最も好きな場所のひとつでした。
地下1階~地上6階の広大な空間、豊富な品揃え、優雅な内装、格式ある雰囲気に、素敵な店員さんと、挙げていけばきりがない魅力に溢れています。
中2階にカフェ、6階にレストランがあるのですが、ひっそりとしていて目立たないからか、ロンドンの中心地にも関わらず、意外と簡単に座れたりします。観光に疲れた際に立ち寄る休憩所としてもおすすめです。
レストランで軽食を済ませ、Fortnum & Masonに向かいます。
Fortnum & Mason
みんな大好きなFortnum & Mason(フォートナム・アンド・メイソン)は、イギリスの高級食料品店です。
Royal Warrants(王室御用達)取得店。
Piccadillyの本店は観光客に大人気で、ロンドンを訪れた人のほとんどはここでお土産を買うのではないかと思えるくらいです。
妻もその例に漏れず、定番の紅茶詰め合わせに、Passionfruit Curd(パッションフルーツ・カード)を購入。
ちなみに、カードはジャムに近いものですが、ジャムが果物を砂糖で煮詰めたものであるのに対して、カードには果汁、卵黄、砂糖、バターが含まれます。一般的にカードの方がジャムよりも滑らかで酸味があります。
Knightsbridge
バスに乗って、Kightsbridge(ナイツブリッジ)に移動します。
ロンドンのバスはほとんど時間どおりに来ることがないので注意が必要です。
また、たまに行き先が変わることもあるので、気を付けましょう。
Harrods(ハロッズ)とHarvey Nichols(ハーヴェイ・ニコルズ)に足を運びます。どちらも大手の百貨店で、ロンドンを訪れる際には外せない名所です。
Harrodsは老舗の高級デパートです。その広大な店舗は迷路というか、もはや迷宮の様相を呈しています。有名デパートの中で迷子になるのもまた一興ですね。
Harvey Nicholsもまた、洗練された雰囲気が漂う高級百貨店です。特に、最新のファッションや美容製品を求める人々に人気があります。
高級店のウィンドウショッピングをひととおり楽しみ、帰路に着きます。
West Brompton
ホテルに戻り、チェックインします。
宿泊した部屋はインテリアのセンスが良く、過ごしやすい空間でした。
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海外のホテルは日本と比べてアメニティの充実度に不足を感じることが多いものですが、Ibisは欧米の標準といった感じ。シャンプーやドライヤーは提供されますが、スリッパや冷蔵庫はありません。
バスに乗り、Tesco Superstoreに買い出しに行きます。
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Tescoはイギリス最大手のスーパーマーケット。10年くらい前まで日本進出していましたが、業績不振によりイオンに売却されました。
Tescoは優れたCRM(Customer Relationship Management:顧客関係管理)を持っており、顧客の購買履歴や行動データを分析して、個別にターゲットを設定したマーケティングを展開しています。
しかし、このCRMはイギリスの顧客に合わせた設計であり、日本の消費者市場と合致しなかったため、失敗の一因とされています。
また、日本市場では食品の鮮度と多様性が重視されるため、Tescoが適切に対応できなかったという意見もあります。
イギリスと比べて、日本では食品の鮮度に対する意識が高く、商品の回転率も高い傾向にあります。また、季節の変化や地域の特産品に合わせた品揃えも重要となります。
海外企業が日本で成功するためには、日本の市場独自の文化や消費者行動を理解し、それに適切に対応する必要があります。
コストコの成功は、地域の消費者嗜好に合わせた商品ラインナップやサービスの提供が要因のひとつと考えられますが、なんだか今回の旅行に関係ない話になってしまったので、この辺で割愛します。
Tescoでは飲料水やAnya Hindmarchとのコラボバッグなどを購入。
このバッグ、すごいです。
正規価格£10(旅行時の為替で1,930円)なのに、6,000~9,000円くらいで転売されています。
もし20枚くらい買って帰れば、旅費の一部を賄えるかもしれません。
The Prince
一旦ホテルに戻り、荷物を置いてから、ホテルと駅の間にあるパブ、The Princeで夕飯を楽しみました。
店内はとてもおしゃれですが、同時にすごく賑やかです。活気のあるお店で食事やお酒を楽しみたい場合にはおすすめですが、逆にゆっくりとした雰囲気を求めるならば他のお店を選んだ方が良いかもしれません。
The Princeのおもしろいところは、同じ建物内にあるTemaki(イギリス風の日本料理)とCrust Bros(イギリス風のイタリア料理)のメニューも注文できる点です。ひとつのパブで3種類の食事が楽しめるのは、なかなかに魅力的です。
食事後、ホテルで休息します。2日目に続きます。
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