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業務の自動化

管理部門のお仕事には、毎月ルーティンで発生し、かつ、その仕事をひたすら極めても特段スキルが伸びるわけではない、だけども必ず誰かがやらないといけない大事な業務、っていうのが結構あったりします。
そのようなお仕事を、誰にどうお願いするのかっていうのが、比較的小規模な会社の管理部門を運営する上でのお悩みあるあるですよね。
新しく採用した、若くて上昇志向の強い方にお願いしちゃうと、早晩もっと経験が積める仕事がしたい(そりゃそうだ)、ということになり、じゃあそのお仕事は誰にお願いする?のループが始まります。

いわゆるベンチャーと呼ばれる会社でこの仕事を始めて以来、ずっとこのような課題を抱えていたのですが、今から、5、6年前、それまではあまり使い物にならないと思っていたRPAツールが、だいぶ使いやすくなったということを聞き、一気に単純反復作業をRPA化することにしました。
ただ、RPAと言っても、言われたことは言われた通りには夜を徹してでもやるけど、一切応用が利かない、いわば猫の手を借りるに近い感じです。
導入後しばらくはエラーが多く、何度もくじけそうになりましたが、現場の皆さんが我慢強く運用を改善していった結果、今ではだいぶ猫の手の居場所ができてきました。
その間私自身も、本当に使い物になるようなものなのかを確かめたいという思いから、Pythonプログラミングを始めてみたり、GASを組んでみたりと、色々試してきたこの数年だったのですが、先日驚くべき新人、Chat-GPT君が登場しました。

コードをイチから書かなくても、秒で提案してくれるのです。
時々思い通り動かないコードを出してくることもありますが(多分私の呪文が悪い)、使いこなせばなかなかの業務効率化につながるんじゃないかと思っています。
まだ現状では、嫌々学習したプログラミングの知識が少し役にたっている感じではありますが、そのうちこのような知見もいらなくなるんだろうな、と考える今日この頃。

そう遠くない先々、いよいよ管理部門の仕事の進め方や役割、個々人の存在意義が大きく変わっていくんじゃないかなという気がしています。
少なくとも新しいことに対する抵抗感を無くし、とりあえず興味を持って接してみるという気持ちは大事なんじゃないかな。

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