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社内ネットワーキング制度がスタート!社員同士の集まりに2,000円の補助

会社が社員同士のプライベートな集まりに補助を出す、社内ネットワーキング制度がはじまりました。この制度では部署をまたがって3人以上で集まって行う活動に対して月2回まで1人あたり2,000円までを会社が補助。活動の内容には縛りがなく、集まってアクティビティをするもよし、飲み会でもよしという形で使い方は社員に委ねられています。非常に自由度が高く、気軽に活用できるこの制度が生まれたのはリモートワークが抱えていた、ある課題を解決するためでした。

この制度が生まれた背景



ClipLineでは2020年の4月の緊急事態宣言以降、リモートでの働き方を全社的に推進しています。多くの記事でも触れられていますが、令和3年に行われた総務省の『個人向けアンケートで見るテレワークの実情』では、約20%の回答者が「コミュニケーションに課題を感じた」と答えています。

アンケート結果(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd123420.html

我々もリモートワークでの就業環境には慣れましたが、一方でオフィスに出社していた頃にあった社員同士の自然なコミュニケーションは減ったように感じます。何気ない雑談から解決策が導かれたりすることもあり、気軽なコミュニケーションがなくなるというのは、もしかしたらイノベーションの機会を失っていることなのかもしれません。

リモートでの働き方について社員同士でディスカッション


全社員でリモートでの働き方についての意見だしを行ってみたところ、コミュニケーションの機会が減ったことに課題を感じている社員が多数いることがわかりました。また、特に顔を合わせたことがない新入社員や業務で関わりが少ない他部署のメンバーとのコミュニケーションはリモートでは難しいという意見も見られました。

  • 直接会う機会があるのが2-3人しかいない

  • 帰りに飲み会とかができないので関係性が構築しにくい

  • 他部署との連携が難しい、雑談ベースの会話みたいなものやちょっとした質問をしにくい

  • 他チームとの関わりが薄くなった

  • 顔と名前が一致しないことがある

  • 人とコミュニケーションを取る機会が減ったような気がする

そのような背景の中で、「より社員同士のコミュニケーションを活性化させよう」という目的で社内ネットワーキング制度がスタートしました。

制度を利用した社員の声

人事部メンバーの感想


本制度がスタートして間もないですが、既に部署を越えての交流がこの制度を使って生まれています。まずはこの制度を積極的に利用している人事部の3名の方(ピーコックさん、廣瀬さん、石川さん)に感想を聞いてみました。

画像左上から時計まわりに:石川さん、ピーコックさん、廣瀬さん、インタビュイー西居


-社内コミュニケーションの活性化という意味で、まずは積極的に人事部で制度を使っていこうという感じでしょうか?
ピーコックさん:はい。人事の立場としては社内を知ることは重要なので、積極的に広げていかないといけないと思い、人事部のメンバーを誘って利用しました。

-実際に利用してみてどうでしたか?
廣瀬さん:楽しかったです。わたしは昨年3月下旬に完全リモートで入社しました。リモートだと業務で関わる人とのコミュニケーションに閉じられがちなので「社内での人間関係が広がりにくいな」と感じていました。採用は社内のいろんな方と接触する部門でもあるので、人間関係が広がるというのは仕事をする上でも強みになると思います。

-他部署の人(PRチーム)と話してみたのはどうでしたか?
石川さん:PRチームが具体的に何をやってるかわからないところがありました。それを食事の場で雑談の延長で「なにしてるんですか?」と聞いたりしてカジュアルにやり取りできたのがよかったです。テキストで自然な感じで雑談をするのって難しいじゃないですか。「自分もこんなことをしてるんです」という話もできたので、お互いの業務のすり合わせが出来たんじゃないかと思います。

ピーコックさん:人事の仕事の中でも特に採用はPRと関わって動いていかないといけないのですが、どう協力し合うといいのかがイメージできていませんでした。実際に会って話すことで、いろんなアイデア出しがその場でできて「こういう風にやってみようよ」みたいになったのはすごくよかったです。仕事が進めやすくなる感じがしました。

-この制度は気軽に部署を越えてコミュニケーションを取るキッカケになりましたか?
石川さん:きっかけになりました。「こういう制度ができたし行ってみましょうか」みたいな形で誘いやすいです。実際に会ってみるとどんな人なのかが感覚的にわかるので、この食事以降心理的に話しかけやすく、気軽に相談できるようになったと思います。

ピーコックさん:気軽に誘うという点ではまだ未完成な制度だと感じています。例えば、現在は近くに住んでいて集まれる社員を対象にしていますが、遠方に住んでいる人もいます。そういう人も利用できるように、例えば会社負担でおつまみセットを送りあえたりすれば物理的には離れていても交流する機会がもっと増えるんじゃないかと思います。全員が享受できる福利厚生にしていきたいですね。

人事部とPR部メンバー

CSメンバーの感想

-他部署(営業部)の人と話してみてどうでしたか?
河野さん:もともと話す機会が少なかったので、「そういう風に考えてるんだ」みたいな気づきとかがありました。具体的に言うと、営業の視点から見てClipLineのいいところや足りないところを話してもらったりしてリアルな課題感を知ることが出来ました。ふわっとした雑談はテキストだと難しいので、こうやって集まった時にざっくばらんに話すほうがいいですね。


営業部とCS部の交流│画像左:河野さん

新規事業開発部メンバーの感想


-村上さんは積極的に制度を利用して交流しているイメージですが、利用してみてどうですか?
村上さん:この制度があるおかげで他部署の人を誘いやすくなりました。僕は新規事業部なので、いろんな部署の人に「~試してみてくださいとか、~お願いします」みたいな感じで頼み事が多いんです。そういう時に1度でも飲んだりして会ったことがあると、テキストでも声をかけやすいですね。社内で人間関係ができていればできているほど、自分の業務は進めやすくなります。そういった意味でも、積極的にこの制度を利用してもっと色んな人と交流をしていきたいと思っています。

新規事業開発部と経営管理部とマーケ部の交流│画像右:村上さん


最後に


今回は一部のメンバーにお話を伺いましたが、弊社には多様なバックグラウンドを持っているメンバーがたくさん在籍しています。毎週、制度利用の報告がたくさんあるので他のメンバーの話もピックアップしていきたいと思っています。
始まったばかりの制度ですが、この制度がキッカケで新しい仕事に発展したりブレイクスルーが生まれることを個人的には期待しています。



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