外国人と働きたい?
私は毎日外国人と仕事しています。もうかれこれ10年近く経ちました。
いま会社にはタイ人、中国人、ラオス人、ミャンマー人がいます
本社にいる日本人とは、ほとんどメールのやり取りで済ませます。
現地での共通言語はタイ語になります。
日本語を話すタイ人もいますが、ほとんどはタイ語になります。
今回はそのタイ人にスポットをあてて話を進めます。
現在では当たり前のように働いてますが、初めのころは色々大変なこともありました。
これから海外で働く人たちのために、日本で働くのとはちょっと違う海外の常識や習慣などについて話をしようと思います・・・
反響が良ければシリーズ化したいと考えています。
タイ人と働くときに気を付けるべきこと!
それではいってみよう。
その1・怒ったら負け…終了です
これはやったらいけないことのひとつです。
大事なので最初に持ってきました。
間違いを指摘する際に怒ることはタイでは厳禁です。
特にやってはいけないのは大きな声で叱ること。
人前でこんな事をしたら本人はやる気をなくし、他の従業員からも白い目で見られます。そして人望を失います。
気をつけましょう。
私はいつもこうします。
相手が失敗したときは、悲しい顔で相手を見つめます。
そして困っていることを相手にアピールします。
基本的にタイの人はみな優しくて困ってる人には手を差し伸べてくれるので、ミスを犯したあなたのせいで困ってるという事実は置いといて、とても困っていて助けてほしいとアピールしましょう。
このほうが相手の心に刺さります。
そして次からはきっと気をつけてくれることでしょう。
その2・仕事の頼み方
基本、仕事が増えることをとても嫌います。
何か頼むだけで、じゃお菓子ちょうだいとか、給料あげてくれとか言ってきます。
冗談で言ってる? のは分かるんですか、毎回だと流石にめんどくさいです。
おそこで互いに気持ちよく仕事をする方法はないかと考えました。
仕事を振るときにはまず自分がやります。
仕事を振りたい人に見えるように、メチャメチャ楽しそうにやります。
そうすると、何してんの?興味をもって近づいてきます。
後は簡単、やってみる? っていってそのまま引き継ぎます。
そのあとは何をいとうと自分からやるといってやったので最後まできっちりやってもらいます。
名づけてトム・ソーヤー作戦 (ペンキ塗りの話)です。
これも仕事の内容によりますが結構使えます。
その3・サービス残業ありえない
絶対にしません。
対価の発生しない仕事はしません。
この件に関しては彼らは間違ってないと思います。
強制はできません。 普通しないか・・・
日本にいた時って仕事終わっても上司がいるからとか、同僚がまだ仕事してるからみたいなので、やる事なくてもダラダラ残ったりしするケースありますよね。
最近はだいぶ変わってきたようですが…
こっちは時間がきたらぴったりで帰ります。
それはもう気持ちいくらい。
忙しい時などは残業があればちゃんと規定の残業代を支払い、しっかり働いてもらいます。
忙しければしっかり協力してくれますし、あまり手を抜いたり雑な事をしないので製品の精度も高いしミスも少ない。全般的に個人のスキルは高いと思います。
始めは戸惑ったすることがいっぱいありましたが、今では一緒に働くうえでも何も感じません。 慣れとは怖いものです。
最後に
今回あげたケースはすべてのタイ人に当てはまるわけではありません。
私の経験上多かった事例を挙げてみました。
一方で日本は生産拠点が海外に移り、ものを見る機会が減り、知識や経験が積み重ならずに話しをするので最近ではそちらのほうが問題になってきています。
それでも決定権はまだ日本にあるのでどうしてもそのあたりでうまくいかないケースが散見されます。
これからは外国人が日本で働くようになりますね。オリンピック以降に徐々に増えていくことでしょう。
今はまだアルバイト程度でしょうがこれからは、日本人の働く場所にどんどん入り込んでくるようになります。
特に若い人は優秀な人が多いですから、生活環境が良くて給料の良い日本は人気の職場になることは間違いなし。
日本も面白くなってきそうです。
ご覧いただきありがとうございます。今まではコツコツ日記を書いていましたが、最近になって自分が得た知識や経験はどこかで人の役に立てるのではないかと考えアウトプットに力を入れてみよう思います。今後は自分で描いた挿絵も入れたものを公開していく予定です。