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歴史は「あなたの心と、本当の気持ちに従って」と伝えている

こんにちは😊
今日のお昼、私の旦那さんが泣いていました😱笑

どうしたのかなぁと思って聞くと、
「戦争って悲しいよね…」と一言。

第二次世界大戦中に実際に存在した、ニコラス•ウィントンさんについてのYoutube動画を見て感動し、悲しくなり、泣いてたそうです。

同じものを見せてもらい、私も号泣😭笑
2人で号泣😭笑

少し話は変わりますが、先日は、”finding your roots”という番組をYoutubeで見ました。アメリカ人のご先祖を辿る番組です。彼は歴史好きで、よく歴史関連の動画を見ます。

実は私は、学生の頃、歴史の授業が本当に苦手でした😞年表を覚えることはかろうじて出来ましたが、
“記憶力をトレーニングする”感覚でしか勉強していませんでした。

彼と生活を始めてから、私はたくさんの事を学びました。学校でなんでこんな重要なことを教えてくれなかったんだろう…と思いながらも、“本当の教育は学校の外にある”とは、まさにこのことだなぁと実感しました。

これらの番組を見て、彼と色々話しました。
その上で学んだ事、感じた事をまとめてみました。
読んでいる方の“自分発見”の手助けになれば、
嬉しいです😊

ニコラス•ウィントン

調べて分かったことですが、すでに映画化されていました!ご存知の方も多いかもしれません。

彼は第二次世界大戦前に、約699人のユダヤ人の子どもを救出し、イギリスに避難させる事に成功しました。

私達が実際に見た映像はこちらです。
私にとっては少しイギリスアクセントについていけず、
旦那さんのヘルプが必要でした。

旦那さんと話した中で、個人的にすごく印象的だったのが、ニコラスはこの事を、妻にも誰にも話さなかったということです。彼の心は誰にも読めませんが、「もっと助けられたのに。」と感じたのではないかと思いました。

オスカー•シンドラー

スティーヴン•スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」という映画でも有名な、オスカー•シンドラー。
彼も沢山のユダヤ人を救った事で有名です。

*ここからは少し映画のネタバレを含みます。

私は精神的に、戦争系の映画を観ることができませんが、旦那さんからオスカー•シンドラーの話を沢山聞き、学びました。

旦那さんの話から、このお話の醍醐味は、
オスカー•シンドラーがお金持ちのビジネスマンから、
心がある「人」に変わっていくところだと感じました。

最後のシーンでは、
オスカー•シンドラーが「もっと救えたはずなのに。」と漏らすそうです。その話を聞いた時、私は涙が止まりませんでした😭

杉原千畝

この方も有名です。日本の外交官で、リトアニアで、ユダヤ人を中心とした避難民にビザを発給した方です。
外務省の反対を押し切って決断したことは、英断だと感じました。

ウィキペディアにもありますが、彼の語録の中には、
「私のしたことは外交官としては間違っていたかもしれない。しかし、私には頼ってきた何千もの人を見殺しにすることはできなかった」とあります。

彼の「心」が何千人もの人を救ったのだと感じました。

Finding your roots - あなたのルーツを辿る - 

この番組は、アメリカ人の先祖を辿るお話です。

父親側、母親側のおじいちゃん、おばあちゃん、その先のひいおじいちゃん、ひいおばあちゃん、その先の8代目、9代目くらいまで遡っていき、ご先祖はどんな生活をしていたのかを探る番組です。

ご先祖を辿ると、当時どんな社会だったかを知ることができます。

ある女性は、自分がダイアナ妃と親戚であることを知りました。ビックリ!笑

また別の女性は、自分の先祖が奴隷だった事を知り、涙が止まりませんでした。

また別の女性は、自分の先祖が白人至上主義のKKKというグループの創立メンバーだという事実を知りました。とても恥ずかしく、情けなく感じた様子でした。

ある男性は、自分の先祖が奴隷を800ドルで買っていた事実を知りました。奴隷を何人買っていたかなどのリストもありました。彼はショックのあまり言葉が出ませんでした。

別の男性は、自分の先祖が奴隷を買っており、その奴隷との間に子供ができた事実を知りました。彼は、自分の先祖が恐らくレイプをしたんだ…と思いましたが、記録には、そのご先祖はずっと独身で、奴隷とその子どもに隣の家を買い与え、2人がなるべく自分の近くで、裕福な生活を送れるようにした形跡がありました。

彼は「事実はわからないが、彼がこの奴隷の女性と子どもを愛していたのは感じ取れる。」と涙してコメントしました。

社会を鵜呑みにするのではなく、なぜを考えて、自分の「心」に従う

ニコラス•ウィントン、オスカー•シンドラー、杉原千畝、そしてご先祖のルーツを辿る番組。

これらから、
「社会やルールを鵜呑みにするのではなく、なぜを考えて、自分の心に従って行動する。」
という大切な事を学びました。

時代によって、社会は変わるものです。
モラルや道徳、社会のルールも変わります。
ルールに従うのは大切なことですが、
「いつも通り」や「ルール」がいつも正しいとは限りません。なぜこのルールが必要なのか、考える力が必要がです。

戦時中は100人殺せば英雄で、1人殺せば犯罪者でした。
ニコラス•ウィントン、オスカー•シンドラー、杉原千畝。この方達が当時とった行動は、下手すれば、
「愛国心がない、敵を助けるなんて裏切り者」となり、逮捕や処刑をされていたかもしれません。

アメリカの奴隷制度があった時代は、
白人が黒人を奴隷として買うのは普通のことだったかも知れません。
白人至上主義グループ、KKKの創立メンバーだなんて、とても名誉なことだったのかもしれません。

逆に、奴隷の女性との家族を持とうとした彼は、
当時周りから批判されて差別されて、変な人扱いされていたかもしれません。


では、逆に変わらないものは何なのか。
人の心、気持ちだ、と気付きました。

人の気持ちは、何年経っても、どんな社会にいても、
人の気持ちのままです。

当時、社会に流されて「普通」に生きた人は、
ニコラス•ウィントン、オスカー•シンドラー、杉原千畝のような行動には出なかったでしょう。きっと、「仕方がない、これが普通だ。」と人々を見殺しにしていたと思います。もし彼らが「普通」に流されて、感情を持たなかったら、歴史が彼らを称賛することはなかったでしょう。

アメリカでは、社会に流されて、「普通」に生きた人ほど奴隷を買っていたのかもしれませんし、そんな生き方をした人ほど、白人至上主義だったかもしれません。子孫はそんな生き方をしたご先祖を恥じることになりました。

当時、奴隷の女性との家族を持とうとして、周りからは
批判されて差別されて、変な人扱いされていたかもしれない彼の子孫は、そんな生き方をした彼に涙して敬意を表しました。

社会を優先するのではなく、自分の気持ちと心を優先する。「普通」を意識するのではなく、社会に疑問を持ち、周りの事やルールに「なぜ?」を問う。自分で考えて、最後は自分で決めて、自分で行動する。

そうしないと、将来、自分の子孫から「恥だ」と言われるかもしれません。大切なのは自分の心と考える力なのだと学びました。

歴史は私たちを観ている

もし、自分の先祖やルーツを辿ることができれば、
あなたのご先祖がした事、生きた道がわかる資料があれば、あなたはどうしますか?

覗いてみますか?
それとも怖くなって辞めますか?😱笑

良いことも、悪いことも、
名誉なことも、不名誉なことも、
出てくると思います。

それと同じで、私たちが今生きている資料も、
100年後、200年後に発見されるかもしれません。

その時初めて、私たちの生きた道がどうだったのかが
判断されると、私は思います。


“Finding your roots”(ご先祖を辿る番組)を見て学んだことがもう一つあります。それは、これだけたくさんの人が、私に命を続けてくれてる、という事実です。

実際に、ご先祖、お一人お一人の写真を見て、苦しみながらも命を繋げるために生きた道を見ると、自殺がどれだけ罪深いことか、また人を自殺に追い込む社会や、社会情勢が、どれだけ罪深いことかが実感できます。

私たちが今生きてる社会を変えていかなければ、
自殺率を減らして行かなければ、
将来歴史から不名誉な時代、不名誉な生き方だと言われるかもしれません。

自分の”本当の”気持ちを見つけよう

社会やお金、権力に流されずに、正しい判断をするには、心が「正しい」と感じた事をする必要があります。

それには、まず「心」がないと始まりません。
自分の気持ちに気づかなければ、始まりません。
自分の気持ちを知るには、実は時間と考える力が必要です。

この生きにくい、世知辛い世の中だからこそ、
自分の気持ちを1番に大切にすることが重要だと感じます。ここに、ほんのわずかですが、私の知っている、自分を大切にする術、知識を共有します。

生きやすい世の中に変わりますように。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました😊


Doing the right things isn’t always easy.
正しい事をすることは、いつも簡単だとは限らない。
(むしろ難しいことだ。)


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