私のミッションステートメントへの想い
私は塾の先生として働くことにおいて『不確定な時代を生き抜く思考力と他者と調和する共同体感覚を持った、未来へ羽ばたいていく子を育てる』をミッションステートメントとして掲げています。
今回はこの「不確定な時代を生き抜く思考力」を掲げる理由について書きたいと思います。
自己紹介でも書いた通り、新卒では出版関連の会社に勤めていました。しかし、思うようにいかず、退職することになります。
その後、どういう進路に進もうか考えたときに、本以外で好きだったものはなにか、自分の得意だと思えることはなにか、それを活かせそうなのことはなにか、を深掘りしていきました。
そこで、教育業界に進み、働き始めたときに、一度は暗闇だった自分の視界が、開けたように感じたことを覚えています。
学ぶこと、考えること、教えることが、自分に向いていると思えたからです。
教育業に至るまでに、考えてきたこと、やってきた勉強、それらがつながったのだと思いました。
誇れるほどには、勉強してきてはいません。
それでも、学んで、考えて、上手くいかなくて、また学んで、考えて……といった経験は、確実に力にはなっています。
だからこそ、
思考力は最後に自分を助けてくれる砦になる。
そう強く、思っています。
また、
お金や人などの財産は奪われたりなくなったりしますが、思考力は奪われない。
今のところは、他者に奪い取られることのない財産だと思います。
だからこそ、蓄積したらした分だけ、自分の身を守る財産として、積み上げていける。
そして、体力やお金とは違い、目減りしていきにくいものだと思います。
少子高齢化によって、日本は国力が衰退し、生きていくのに困難な時代がやってきます。
そこにおいて、考える力、直面した問題を、自分で考えて解決していく力は、間違いなく身を救うと思います。
これからどれだけ考える力を培った子どもを育てていけるか。
そのミッションステートメントを常に胸に置いて、働いていきたい、そう思います。
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