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500年前に僧侶が岩に彫った         志比線刻磨崖仏(永平寺町) vol.73

こんにちは Kurochanです!

永平寺町志比の
大本山永平寺門前付近の岩肌に
仏様が掘られた場所があります。 

志比線刻磨崖仏(しいせんこくまがいぶつ)
と言われるこの場所は
中世、朝倉氏の時代にあたる
永正年間(1504〜1520)に
永平寺の僧侶が石を平らに磨き、
浮き彫りの線で仏様の姿を表したそうです。
全部で9体が描かれています。
掘られた特徴が異なり、
同じ作者ではないことが分かっています。

描かれているのは
地蔵菩薩像が7体、聖観音菩薩像が2体です。

500年前の僧侶が彫った石仏が
岩にあるとは驚きです!

当時の僧侶は
どのような意味を込めて
彫っていたのでしょうか。
深い事情があったことは読み取れます。
岩の苔が長い歴史を感じさせます。
鮮明に見える石仏は
精細な彫刻で出来ており、まさに芸術です。
永平寺の仏教信仰の厚さを感じさせます。

●志比線刻磨崖仏
 永平寺町志比


本日も読んで頂きありがとうございます!




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