yoshiz@wa

高校の時から本に魅了され600冊以上小説を中心に読んできました。今は本に携わる仕事をし…

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高校の時から本に魅了され600冊以上小説を中心に読んできました。今は本に携わる仕事をしています。書く仕事をしたい、本を出したいという想いからnoteを始めました。趣味は小説を書く、料理(休日の昼だけ)、筋トレ。考えたこと、おもしろいなと感じたこと、書いている小説を載せます。

最近の記事

まぐろに自分を当てはめる、という想像をするきっかけ

ーーきっと、何年も前の私がまぐろだったら、常に命の危機に瀕していたんじゃないか。 まぐろは、泳ぐことを止めてしまうと、酸欠状態で死んでしまうといいます。初めてその事実を知ったのは、大学生の頃だったでしょうか。この世の中にそんな生き物がいるのかと驚愕した覚えがあります。 まぐろに自分を当てはめるという想像をするきっかけが、最近になって行動する大切さや難しさなどを考えているからです。 私は、何か行動を起こす前に、動く前後で起きる問題などをさまざま考えてしまう傾向にあります。

    • 『辛い食べ物をわざわざ食べるのは、人間ぐらいだ』から考え、見えてきたこととは?

      ――辛い食べ物をわざわざ食べるのは、人間ぐらいだ。 どこかで、そんなことを聞いた覚えがあります。 唐辛子をすすんでかじっている猫を見たことはないし、キムチを犬に与えても食べるのかどうか。匂いを嗅いで、見向きもしなくなるのが目に見えます。 人間以外のほかの生き物からしたら、すすんで苦痛になるようなことをするのは不思議に映るでしょう。 筋トレもその一つのように思えます。 私も趣味で、自宅で筋トレをしています。ウェイトなどの器具は使わず、自重のみで行っています。 日常生活を送って

      • 『欲望』の肉の味に心奪われ、気が付けば……

        無駄な時間は過ごすまいと思いながらも、目の前の欲望という肉汁滴る肉に喰らいつき、一時の楽しみに心奪われ、気が付けば夕方だった――。 そんな日を何度か送ってきました。経験している人も多いことでしょう。 『わかっているのにやめられない』 どっかで聞いたようなフレーズを何度もくり返してしまう自分に、愚かさや嫌悪感を抱きがちですが、ネガティブな感情を生み出したところで、現実が変わるわけでもない。ただの慰めにしかならない。だったら、次の瞬間をどう変えていくかに意識を向けることのほう

        • 「雨」をきっかけにして考える。「なぜ」や「なにが」の大切さ。

          中学か高校の頃から、とにかく雨が嫌いで、曇り空から雨粒が落ちている光景を窓から見た朝は、憂鬱でしかたなかったことを思い出します。登校せずにすむ方法はないかとあれこれ考えるものの、結局毎回行くことに変わりはありませんでした。 雨の側からすれば、なぜそこまで嫌われなければならないのかと困惑するかもしれませんが、私自身も雨が嫌いな理由を明確にできずにいました。特に考えるメリットもなかったですし、理由を考えるよりも先に「嫌い」という感情が先立ったことが大きかったからだと思います。思

        まぐろに自分を当てはめる、という想像をするきっかけ

        • 『辛い食べ物をわざわざ食べるのは、人間ぐらいだ』から考え、見えてきたこととは?

        • 『欲望』の肉の味に心奪われ、気が付けば……

        • 「雨」をきっかけにして考える。「なぜ」や「なにが」の大切さ。

          変身

          髪が伸びてくると、もみ上げの上あたりが少し立体的になる。その部分だけ、髪の生え方が上を向いているから。それをどうにかしたいと思いながら、なんとなく変えることに抵抗があって数年間我慢してきた。 私は、どちらかといえば、何かを変えることが苦手かもしれない。変えてどうなるだろうとか、余計なことをあれこれ考えてしまう。考えている時間がもったいないと思うかもしれないけど、条件反射的に働いてしまう思考だから、そいつに抗うには、強い意識と気持ちを持つしかない。 昨日、私は強い意識と気持

          待っていたのに【短編小説】

          受話器から聞えてきたのは、懐かしい声だった。 「靴の修理をしてくれるって、ホームページで見たんですけど……」 少しかすれ気味の女性の声。 もう聞くことはないと思っていた。その声が受話器から聞えてくる。 由香だ。 篠塚修一は、脈拍が早まるのを感じた。 「もしもし?」 反応がないことに不審に思ったのか、受話器から様子をうかがうような声が聞えて来る。 「……ありがとうございます。修理はうけたまわっています」 黙っていたことに気づいた修一は、やや早口になりながら言った。 「あの、靴の

          待っていたのに【短編小説】

          欠かせないモノ

          『何か足りない…』 そう感じるときがあります。 体調が悪いわけでも、不満があるわけでもない。お腹がすいているわけでもない。日常生活にそれなりに満足している。でも、何かいつもと違う。 そんな感覚が、これまでに何度も顔を覗かせることがありました。正体不明の感覚は出てこない日もあり、わけがわからないまま数年間を過ごしてきました。 本を読んでいる期間だけ、正体不明の感覚が出てこないことに気づいたのはいつだったか。覚えていませんが、本を読まない日々が一定期間続くと正体不明の感覚が表れ

          欠かせないモノ

          料理づくりの先に見えてきたこと。

          料理って、やってみると意外に大変なんだなって気づきました。食材を切るなどは比較的単純だとしても、食材や調味料をどのタイミングでフライパンや鍋に入れて調理するかなどにかんしては、考えることが多い。身をもってそのことを体験すると、料理する人ってすごいなと感心してしまいました。 私にとって身近な『料理をする人』は母親でした。幼いときは、簡単な手伝いでキッチンに立つこともありました。といってもハンバーグのたねをこねるとか、母親に見守られながら危なっかしい手つきで食材を切るとか、単純

          料理づくりの先に見えてきたこと。

          出会ってから十数年...

          本(小説やノンフィクションなど問わず)と出会ってから十数年以上が経ちました。出会う前は嫌いだったのに、今は切れない仲になっています。 本と仲良くなる過程で、どんなことがあったのか。 本と出会う前と後では何が変わったんだろう。 そんなことをなんとなく考えてみました。 相性の問題気が合う人・合わない人がいる。同じように、本にもさまざまなタイプ(ジャンル)があって、読む人と相性が合う場合もあれば合わないこともあるかなと思います。 私にとってファーストコンタクトとなった本のタイプは

          出会ってから十数年...

          シン・自分発見!

          新しい自分って、案外自分では見えていないんだなって、最近考えているんです。新しい自分っていうのは、今まで見えていなかった自分の一面っていう意味ですが。そのきっかけになったのは、二年ほど前の友人の一言。 「明るい色の服が似合うと思うよ」 その言葉をかけられて、最初は少し戸惑いました。というのも、自分は子どもの頃から黒っぽい服を着ることが多くて、明るい色は似合わないと思っていたんです。 友人からアドバイスをもらった時期に、キャラメル色のコートを購入して着てみました。鏡に映る自

          シン・自分発見!

          note初心者🔰 My name is...(自己紹介)

          初めまして。興味を持っていたnoteを始めましたyoshiz@waです。簡単な自己紹介をしてみたいと思います。 読書歴、好きなこと普段は本に関わる接客業をしてます。本に囲まれる仕事は楽しいです。 本を読み始めたのは高校生のとき。早い人だと小学生のときから読んでいると思うので、だいぶ遅いほうです。ある人とのきっかけで小説を読み始めました(きっかけがあるまでは、本は嫌いでした)。最初は文学を読み始めましたがしっくりこず(よくわからん…)、どうしようと思っているとき、東野圭吾著「

          note初心者🔰 My name is...(自己紹介)