(121)礼の威力
「礼に始まり礼に終わる」
昨日の「お辞儀」の流れから今日は「礼」の話。
「礼に始まり礼に終わる」
武道の世界でよく見られる光景。
ほんのわずかの間だが有名私立大学で授業の助手をさせて頂いたことがある。元国立大学名誉教授E先生は必ず道場に入る前に一礼をし、退出する時も一礼をしていた。
その姿を見て言われたわけでもなく強要されたわけでもないが、私も入る前に一礼をし出る前に一礼をした。
我が子に「お辞儀をしなさい」と言っても恥ずかしいのか、照れ臭いのか、きちんと挨拶できない子どもたちが多いように感じる。それは親も大人も同じかもしれない。
お辞儀をしない子どもたちは「礼の威力」をしないだけ。教えてあげるとどこへ行ってもお辞儀をするようになる。
私はこの話を空手家から学んだ。それ以来、朝晩お仏壇にお辞儀をし、家を出る前も玄関で家に向かってお辞儀をしてから必ず出かける。
★「礼の威力」を知る方法★
①2人組になってもらい、腕相撲をしてもらう。
②次に1人だけ、心を整えて自分の信じている神聖なる何か(神やご先祖、サムシンググレートなど)に向かってお辞儀をしてもらう。
③再び、腕相撲をしてもらう。
お辞儀をした人は別人のように強くなっている。
お辞儀をして礼を尽くすことにより身体に一本の神聖な軸が通る、私にはそう感じる。
私は多くの子どもたちにそのことを伝えたい。