相談支援員さんに聞いて思うこと②_240922_#442
▼昨日からの続きになります。
▼母親なきあと、何とか実家でフォローをし続けようとしていたのですが、自分の家庭生活との両立はなかなか大変でした。
平日の仕事以外は、ほぼ泊まり込みでの対応。
自分の家に戻るのは、平日の夜遅くかショート利用時の夜、と休日の移動支援利用時でした。
それでも、実家での生活は障害を持つ家族にとって、メリットがあると考えていたので頑張ろうとしていました。
▼しかし或る時、相談員さんの話しの中で、高齢になった親が無くなり障害を持つ子供さんが路頭に迷い、施設に入る手続きを進めたのですが、とても大変だったケースを教えてもらいました。
その方はフォローなしでは手続きが進めれない様だったのですが、唯一の親が無くなられ、相談員さんの方でも進めるための情報が乏しく進めれない。
▼これは、自分の家でも十分有りうる話なんですね。
このままもっと年をとって、いつか自分が無くなった時。
もしくは突然の事故で、急に動けなくなってしまった時。
いずれも、私中心で見ている障害をもつ家族は、動けなくなってしまいます。
そう考えたら今から私が居ない状態を想定し、私の替わりに対応してもらえる人に家でのフォローに入ってもらえないかと思いましたが、てんかんを持つ家族は夜間就寝時にも対応してもらう必要があり、それに対処できるものは無さそう。
現時点では、グループホームを見つけて練習し、慣れておくことが私にとっても家族にとっても必要だと思いました。
それが何かあった時でも、生活をキープしていける体制だと思うのです。
▼親の思う、『出来るだけ自分の手で、障害をもつ子の面倒をみておきたい』という気持ちは想像できます。
しかし自分は、親の立場ではなく兄弟であるため、親の気持ちが100%分かるわけではありません。
ただ、全体をみて将来の事を考えた場合、本当に子供にとって必要なことは何なのか、横から見ていて自分なりに気づくことが出来た気がします。
▼帰る場所があるうちに、落ち着いて暮らせる場所を確保しておく。
相談支援員さんと話していて、よく出てくる言葉です。
とはいえ、ホームも未だ十分にあるわけではないので、見つけるのは簡単ではありません。
しかし、親と子にとって将来何が一番大事かは、考えていく必要があると思います。
▼その相談支援員さんも、毎年の面談で親御さんにホームを進めるのですが、やはり自分の家でという方も多いそうです。
悪い事ではないと思います。
でももし万が一子供さんが路頭に迷うことになれば、180度生活を変えてしまうことになります。
それは、きっと親御さんや家族、
そして本人が望んでいることでは
無いと思うのです。
〈今日の気づき〉
・自分の家で子供をみたいと思うのは、
自然なことと思う。
しかし、本当にそのままで将来が
確保できるのだろうか。
厳しい現状はあるが、本人と家族にとって
選べる道はあるはず。
早い段階で、考えて動くのも手では
ないだろうか。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
明日もみなさんにとって
大切な1日となりますように!!