10年利付国債の入札結果

・財務省が年始早々の1/6、
10年物国債の入札結果を下記のごとく発表。

 「最高落札利回り0.5%」

・前回は0.25%のため、大幅上昇。

財務省のHP参照)
https://www.mof.go.jp/jgbs/auction/calendar/nyusatsu/resul20230105.htm

・この背景は、日銀は2022年12月19-20日の金融政策決定会合において、決定した下記にある。

 「イールドカーブ・コントロール(長短金利操作、YCC)の下での長期金利(10年物国債金利)の許容変動幅の拡大を決定。従来の±0.25%から±0.5%へ。
つまり、10年物国債に対する(連続)指値オペの買入利回りを「0.5%」に引き上げる措置を講じた。」と。
※政策金利は短期、長期ともに据え置いた。

・金融政策決定会合では、一方、長期国債など資産買い入れは大幅に増額。
従来の月間7.3兆から9兆円程度に増やす。
また、特定銘柄(年限)の国債を大規模購入していることにより発生している「逆イールド」など、いびつな形状のイールドカーブの是正を促すため、指値オペの対象を拡大。
つまり、金融緩和自体は継続すると。
このあたりは、日本の株価にとってはいいのかなと思う。

・とまあ、日銀の政策決定会合により、1/6の、入札結果となった。
日銀の引き上げ長期金利の上限に早くも到達した。
市場は、日銀が金利を抑えきれなくなるとみているよう。市場では、日銀の政策は限界に近いと。
日本の物価上昇率は4%に迫っているので、いったん、利上げした方がいいと、市場はみているかのよう。

 しかし、ここまで急激に上がるとは、、、

・しかし、仮にだが、日銀が金利を抑え続ければどうなるか?

・日銀としても、他の国が利上げするなか、金利を抑え続ければ、特に米欧との金利差が拡大し、またも円安に振れ、物価をさらに押し上げかねないかと。

極端な円安よりは適正な為替がいいと思うが、
金利が上昇すると色々と痛手がある。

ではそれは次回に。

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