【応募者の強みが見つけられない方へ】自己PR文の3つのチェックポイント
いつもお世話になっております。
「じょぶる」事務局の矢田です。
今回は「履歴書・職務経歴書の自己PR」についてお知らせします。
採用や面接の際に履歴書や職務経歴書の提出の必要がない企業様はほとんどないはず。
記載されているのは、名前や住所、学歴、職歴、免許...そして、自己PRです。
履歴書に書かれる自己PRの内容はさまざま。学歴や職歴以上に個性が現れる部分です。
経営者や採用担当者は一体、どのような点に注意して確認するのがよいのでしょうか。
履歴書・職務経歴書の違いと自己PR
自己PRを書いてもらう目的は応募者に自社が求めている仕事を遂行するために十分な能力、経験があるかどうかを図ることにあります。
そもそも、履歴書と職務経歴書はそれぞれの持つ役割が違います。
それに伴って、記載される自己PRの内容も異なるので確認しておきましょう。
《履歴書の場合》
役割:個人情報の記載する
自己PRのポイント:最もアピールしたい点が端的に記載される。
《職務経歴書の場合》
役割:業務内容、実績や保有資格、志望動機を記載する
自己PRのポイント:過去の経験や実績から履歴書に書かれた自己PRを裏付ける説明が記載される。
正社員募集などの場合は、履歴書と職務経歴書の両方の提出を求める企業様が多いかと思いますが、 応募書類の多さは、離脱につながることも考えられるので、 両者の違いを理解して応募書類の精査をおすすめします。
自己PRからわかる、応募者の「強み」の見つけ方
さて、応募書類を絞ったところで
「応募してくれるのはありがたいけど‥強みの見つけ方が分からない」
そんな方のために履歴書から分かる応募者の即戦力ポイントをお伝えします。
《即戦力ポイント》
今までの成果や評価を得た経験が書かれているか
スキルや知識の習得から積極性が見られるか。
経験や知識から会社にどれだけ貢献できるか。
「目標達成のために努力できるか」、「即戦力になるか」など過去の実績を重要視することを理解しておきましょう。
【実はNG?】優秀な自己PRの見分け方
次に、具体的なNGポイントとOKポイントをお伝えします。
《NGポイント》
誤字脱字がある
一文が長い(一文の長さは40~60文字)
抽象的な表現が多い(とても、すごく、たくさん、一生懸命など)
《OKポイント》
最初の一文で端的に実績数値がまとまっている
どんな方法でどんな成果を上げたのかが書いている
どれだけ貢献力や即戦力になるかを書いている
では、OKとNGではどう違うのか例文で見ていきましょう。
《シチュエーション:営業事務へ応募》
【NG例文】
私は広告会社の営業担当として働いてきました。広告の仕組みや運用方法を資料で説明したり、提案資料で顧客の希望に合わせた提案を必ず入れることで高い評価をいただき、成約につながったことが大きなやりがいでした。独自性の高い提案で売り上げ実績を出してきたため、この経験を営業事務として活かしていきたいです。また、貴社が取り組まれる組織運営に共感しておりますので、営業チームの支援を通して貴社の事業に貢献したいと考えます。
【NG例文のポイント】
営業職としての成果よりも、営業事務を希望する理由、お客様やメンバーの業務が円滑に進むようにどのような工夫をしたのか、どのような評価を得たのかといった エピソードがあると、営業事務に適正がある人だと受け取れます。
【OK例文】
広告会社の営業担当として4年間働いてきました。顧客の問合わせに対して、広告の仕組みや運用方法を資料で説明し、受注後は顧客と運用チームの調整役を担ってきました。顧客が求める成果を把握し運用チームに明確に伝えることを徹底しました。その結果、顧客の意図を的確に広告に反映することができ、契約更新や新規受注の獲得へ繋がりました。貴社では営業担当としての経験と制約後のフォロー対応の経験を営業事務として活かしていきたいです。また、貴社が取り組まれる組織運営に共感しておりますので、営業チームの支援を通して貴社の事業に貢献していきたいと考えます。
【OK例文のポイント】
営業事務として顧客対応から成約後のフォローまで対応できる業務がイメージできます。さらに、受注後のフォローで契約更新や新規受注の獲得へ繋がった点から営業事務として営業担当者を支援していく適性があることが分かります。
まとめ
今回は履歴書と職務経歴書の違い、そしてその中でも自己PRの見分け方のポイントについてお伝えしました。
経営者様、採用担当者様には自社に合った人物なのかどうかを「面接・応募書類」だけで見抜く必要があります。今回お伝えしたポイントが採用活動の少しでも参考になれば幸いでございます。
本日も最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。
ご担当者様もご自愛ください。
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