見出し画像

いくつになっても人は変わるらしい

人はいくつになっても、どのような状態になっても、新たな入力刺激があれば変化できるようです。

最近、一番嬉しかった患者さんの変化。
ご病気により意思疎通不能、無表情と申し送られた方の嚥下のリハビリを依頼されました。
脳幹アプローチや、ヨガを学ぶ中で身体からの刺激や自発的な動きがいかに大切かを体験として感じています。
身体を整えたあとに、舌をぐるっと動かしたり、指を動かして私の手を触る様子が見られたのでその動きをしやすい環境設定を。スプーンで舌を刺激し、唇を閉じて取り込む動作が生じるように食事練習。

その後、お声をかけさせていただくと「わたし まぁ さっさと かえりたい」と発話が!次の日には新しいおかずを口に運んだ際に「これなに?」と聞いてこられました!

失礼ながらもう良くならないだろうと正直今までの私は思っていたので、こんな大きな変化に出会うことはありませんでした。
でも新たなことを学び挑戦していくと、人の可能性の大きさ、素晴らしさに出会えるチャンスが増えました。

人はいくつになっても世界を感じたい、知りたい、自分を生かしたいと思っている。その想いに感動を覚えながら、私は何ができるか。毎日試行錯誤です。


お読みくださりありがとうございます。
今日も素敵な一日になりますように。
あお


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?