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【旅行記】2023青春18きっぷの旅③

さて、青春18きっぷも残り3回分。どこに行こう?
今回は日帰りでサクッといくとしようか。

日帰りだし、準備編で候補に挙げたものの中で実行に移さなかった「中国地方のローカル線探訪」にしようと思う。

ローカル線に乗ろうと思うと、「時間の融通」が1番の課題となってくる。
移動だけじゃなくて、現地での過ごし方もかなり注意が必要となるのだ。
ローカル線の走る都市=大都市ではないので、圧倒的に車社会であり、目ぼしい観光地も駅からのアクセスがよくなかったり、バスに乗ることなども考えないといけなかったりするのだ。

中国地方のローカル線に乗ってどこへ行こう?
日帰りで行ける範囲内だと岡山か鳥取あたりが限界だが、そこでどこへ行こうか?鳥取は行ったことがあるし、今回は今まで行ったことがない岡山県の津山に行こうと思った。

津山へ行くには岡山まで行って津山線で行くか、姫路から姫新線で行くか。
同じルートで往復するのは好きじゃないから、姫路から先はぐるりと回ることにしよう。姫路→(姫新線)→津山→(津山線)→岡山→姫路と戻ろうか。

津山はB'zの稲葉さんの出身地で、生家が営む化粧品店がファンの間では聖地となっていて、稲葉さんのお母さまが対応してくれるという。ガチファンと言うほどではないが、B'zとともに青春時代を過ごした世代であるので、長年ぜひ行ってみたい場所ではあったのだ。この機会に乗じて、訪問してみようと思う。

また、この地方で有名なB級グルメ「ホルモンうどん」もぜひ食べたいな。

これだけだと、まだ時間に余裕がありそうだから・・・津山の隣の美咲町で途中下車してニュースで見かけた「美咲町役場」に行ってみようか。駅からすぐみたいだし、うまい具合にそのまた近くに産直市場もあるから、お土産も買えるし。なんで美咲町役場かというと、この数ヶ月どハマりして観ていた「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」で2位となってME:Iとしてデビューすることになった村上璃杏さんの地元で、それを祝した垂れ幕がデカデカと掲げられているというニュースを見たもので。

津山、美咲町で寄り道するところはこれでいいので、あとは電車次第だけど、1時間に1本くらいある感じなので、大阪まで帰ることのできる終電に乗り遅れない限り大丈夫。

津山へ

姫路までは、前回大竹に行く時と同じルートなのであまり新鮮味もないが、前回よりも1時間半ほどゆっくりの出発で姫路へ。

姫路で「姫新線」に乗り換え。同じJRなのに姫路駅内で乗り換え改札を通って行かないといけないのが不思議な感じ。姫路近郊の通勤路線の性格もあって、区間運転のものが多く、ホームに停まっていたのは「余部行き」。津山に行くには、次の「播磨新宮行き」に乗って、播磨新宮で「佐用行き」に乗り換えなのだが、この寒いホームで30分待つのも暇だし、余部で駅前ぶらぶらするのもいいかなと。

姫路から余部は、たった2駅なのですぐに到着。でも駅前には特に何もなく・・・。姫路の駅ナカでお茶でもしておけばよかったかも。

パン屋でもあると最高だったのになぁ

余部駅のホームで時間を潰し、列車に乗り込み、播磨新宮、佐用と乗り換えて、津山へ向かう。

稲葉さんの生家は津山の手前、「東津山駅」が最寄りではあるが、稲葉さんの生家以外を巡ることを考えると、東津山駅で2時間列車が来ないのはだいぶネックだ・・・。津山駅前の観光案内所でレンタサイクルが借りられるようなので、ここに賭けよう。(全部貸出中と言う可能性もなくはない)
もし借りれない場合はバスもあるようなので、なんとかなる!

ということで、津山駅で下車することにした。

福山にもいたな、こいつ

観光案内所に行くと、首尾良く電動サイクルを借りることができた。
「どこへ行かれますか?」と聞かれたので、「稲葉さんのところへ・・・」と良くわからない返答をしてしまったのだが、そういう人は多いようで、このマップをもらった。

故郷の星☆

自転車とマップをゲットしたので、「イナバ化粧品店」を目指して津山の街を走り抜ける!イナバ化粧品店までの道のりは、津山の城下町を通り抜けて、情緒のあるところだった。昔ながらの格子窓の街並みを見ながらどこか懐かしい雰囲気のしっとりとしたいい街だ。

その道中、google mapで目をつけていた食堂がある。そう、「ホルモンうどん」を食べなきゃね。

味のある佇まい

もう、見た目からして絶対うまいやつやん。クチコミも良さそうな感じだし。人も出入りしてるから人気店ぽいし。
意を決して、暖簾をくぐるとちょうどいい感じで空いていて、着席できた。

メニューは「ホルモン焼きうどん」一択。
辛さと1玉、2玉かを選べるので、ピリ辛・一玉を選択。
オーダーしてから、あー2玉にすればよかったかなぁと思ったが・・・

ギトギトうまうま!

ピリ辛味噌味っぽい感じの味付けで、プルプルのホルモンの脂で結構重め。一玉にしといてよかった。かなりボリューミー。ビールとか飲みながらでも
よかったかも!大満足。

夢中でガツガツ食べて、食べ終わる頃には結構混雑してきていて、外にも人が待っていたりで、いいタイミングで入れた!

橋野食堂を後にして、イナバ化粧品店へ。
駐車場にも数台クルマが止まっていたりで、ファンが何組も来ている様子。

店内はSNSアップ禁止です

稲葉さんのお母様はいつも店内にいるというわけではないようですが、訪問時にはいらっしゃって、ファン達に囲まれて色々とお話をされていました。とても品があって優しいご婦人でした。

結構ひっきりなしにファンが出たり入ったりしていて、お母様とお話しもできそうもない(というか、何を話して良いものやら)のもあって、お店を出て、お店の向かいの神社に行くことにした。
ここは稲葉さんが玉垣を奉納されていると言うことで、見に行ってみようと。

ホルモンうどんでパンパンな腹を抱えて、結構な石段を登って、小高い丘の上にある神社の参道にある玉垣を拝見して、神社を参拝。

すぐ近くには稲葉さんのお父様の奉納されたものも。

この小さな街であのスターが生まれ育ったのかと、丘の上から街を見下ろしながら感慨に浸って、また自転車にまたがり、津山駅へ。

行きは少し急いでいたので、街並みもゆっくり見ていなかったが、あまり観光向けに開発しきっていない、昔ながらの城下町の原風景という感じで、良かった。

日本の原風景っぽい感じなのかな

行きは背を向けて走っていたので気づかなかったが、津山城の石垣がすごい高さで圧巻だった。桜の名所で春にはすごい綺麗だそうだ。

城に登るのはしんどそうなのでパスした

自転車で旧市街地や商店街を少しうろうろしてみたが、年末なので博物館などは全部休館していたので、予定していた時間よりも早々に津山を出発することにした。

ウエストランドも津山なのか。

津山からは「津山線」に乗って岡山方面に向かうが、まず向かうのはその途中の亀甲駅へ。

なんだか懐かしい感じのするホーム

ちょうど、亀甲駅にも停車する「快速」がくる時間だったので良かった。
本当に30〜40年くらいタイムスリップしたかのような、国鉄時代からの車両なんだろうなという列車でなんだか楽しかったが、程なくして到着。
駅を出てすぐのところに位置する役場には、ニュースで見かけた・・・

あった!これこれ!

おお、あった!
別にこれ以外の何かがあると言うわけでもないのだが。
この役場から少し歩いたところには産直市場があるので、そこに行く。

よくある感じのタイプ

こういうところで売っている、地元のおばあちゃんが作った餅とか団子とかが好きだ。訪れた時はもう午後遅い時間になりつつあったので、自分が買いたいようなものはほぼ売り切れていたが、正月用の生餅が売っていたので迷わず購入して、正月に雑煮に入れて食べてとても美味しかった。弾力がすごい。

そうして、亀甲での用事もすぐに終わったので、奇抜な駅舎の亀甲駅に戻って岡山へ向かう。

奇抜・・・

またやってきたのはロングシートの国鉄車両でかなりの年季で激しく揺れまくって心配になる程だったが、ほぼほぼ寝ている間に岡山到着。

岡山でぶらぶらしてもいいけど、気分も乗らなかったので、いつものように駅で銘菓のバラ売りを買い込んで早々に帰ることにした。

少しずついろんなものが食べたい

きびだんごは好きだけど、そんなにたくさんは食べられないし、調布も一つ食べられたら満足だし、大手まんぢゅうも少量でいいし・・・と言うことで大満足です。

さて、大阪に帰ろう。
姫路方面に行くには王道の「山陽線」を使うか、少し時間がかかるがローカル線の「赤穂線」を使うか・・・だが、いつもなら時間を優先して山陽線なのだが、まだ夕方4時くらいだったので、ちょうどホームに来ていた赤穂線の長船行きに乗り込んだ。播州赤穂まで行けば新快速に乗り継いでそのまま大阪に行けるし、また長船で途中下車するのもいいかなと。

長船の手前くらいで空いてきたので、さっきお土産を買い込んだときに見つけた、広島駅で売ってた「はっさく大福」を食べるとしよう。

こんな短期間にまた食べられるなんて

日暮れの時間も迫って、車窓もエモい感じになってきた。暮れゆく車窓を見ながら、あれこれ考えごとに頭を巡らせたり、来年どうしようかなど仕事のことなど思いはつきず。

切なくなるね、夕陽は

そうこうするうちに長船に。ここは刀剣で有名な街で、刀剣の資料館などもあってゆっくり訪れてみたい街だが、次の播州赤穂行きがくる30分ほどの間でコンビニに行って食料を調達することにしよう。

おさふねと読む

駅から少し離れたローソンに行って、おにぎりとお茶を買い込んだ。
岡山駅で駅弁など買うのも良かったかもしれないなぁと今になって思った。
次回の青春きっぷ旅の教訓としよう。

ここからは、とてもスムーズに播州赤穂で新快速に乗り継ぐことができて、大阪までは楽に帰ることができた。

日帰りなので、あまり予定も詰めすぎず、電車も数時間来ないと言うような区間でもなかったので、ゆるい感じで楽しむことができた。

ただ、このあと体調を崩すことになってしまって大晦日〜元日と寝込むことになってしまったのだが・・・やはり疲れますね、長距離移動は。

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