一瞬重なっただけの私たち

昨日、とあるバンドのライブに行ってきた。

事細かく書きたいのだが
一緒に行った妹がライブレポートを
ネットで検索しまくっているため
いろいろと伏せて書くしかないのが残念で仕方ない。

彼らをはじめに好きになったのは私だが
その後すぐに母と妹も好きになった。

最後に3人でライブに行ったのは
20年前の2004年。

当時の母親の年齢に近くなった私たち姉妹と
あの頃より随分小さくなった母親のことを
比較せずにはいられなかった。

もちろん
ステージで演奏する彼らも
20年しっかりと年齢を重ねていて
あらためて時間は有限なのだと感じる。

人間が生きたとしてせいぜい7、80年。
たくさんの歴史があるなかで
命ある期間が一瞬重なっただけの私たちが

同じ空間で一緒に息をして
同じ思いで歌っている。
なんてちっぽけで重たい事実なんだろう。

今回のセットリストは
彼らが今まであまり演奏してこなかった
インディーズやデビュー当時のレア曲を
ふんだんに盛り込んだ内容になっていて

まさかこの曲を生演奏で聴けるなんて
と言う曲がたくさんあり、感無量。

ライブ終了後、
ファンクラブに再入会した。

彼らがまた九州に来てくれたら
絶対に行こうねと伝えると
「それまで元気でいなくちゃ！」と
笑ってくれた母親の表情が嬉しかった。