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憂鬱カビゴンのお出ましだ

今日も今日とて憂鬱な月曜日だった。
ホルモンバランスのせいもあるだろうが
仕事が手につかない、果てしない泥沼みたいな憂鬱。

皆さんの憂鬱はどんな姿をしてますか?


私の憂鬱は大きくて
ずんぐりむっくりしてて
我が県の泥温泉みたいに
まったりと柔らかくて、生温かい。
カビゴンに包み込まれているようなイメージですね。


7万




憂鬱って最悪な気分なのに
奇妙な心地よさみたいなものを感じる瞬間があります。

なぜなのか昔から考えてるんですが
納得のいく答えに出会えていません。



お昼ご飯はお弁当を作っていたのに
コロッケも食べたくなったので
地下の食品売り場へ向かいました。

憂鬱な気分の時には
たいていコロッケが食べたくなります。


手作りコロッケを販売してくれてる
お惣菜やさんがあってお気に入りなんです。

俵形の、ほんの少しだけミンチを感じる
ほくほくコロッケ。

3個入りと、6個入りがありました。
どっちを買ったと思います?




6個入りを買ったんですね。

さぁ食べましょう、
とテーブルに置いたところで正気に戻りました。

私ったら昼ごはんにお弁当+コロッケ6個って、はしゃぎすぎなのでは…

お昼に食べたコロッケは1個だけでした。
残りは休憩室の冷蔵庫へ。



美味しいものを食べて
よっしゃ、憂鬱カビゴンおさらばよ!と後半戦をスタートさせたのですが

カビゴンはあの優しい微笑みとともに
今度は後ろから抱きしめてくれました。

おまえ、まだおったんか………



「にっこり^^」
エドは購入済



結局カビゴンは仕事を終え、帰宅してから
残りのコロッケを食べるときまで一緒にいてくれました。

憂鬱カビゴンが消えた理由はちゃんとわかってます。



コロッケにキューピーのタルタルソースをかけて頬張り、噛み締めながら

「コロッケ6個入り買うって食い意地張りすぎやろ」と呟き、一人で大笑いしたからです。

自分のことをちょっと客観視できたんですね。

ひとしきり笑ってから
このことを書きたいなぁと思いました。




自分語りの素晴らしさはたくさんあるけど、私にとっての一番はこうして自分自身を客観視できることにあると思います。


自分のことを書く、と言うのは
自分自身を他人として観察しているような感じがするのです。



そしてそれを拙いながらも文章にしようとすることで、これもひとつのストーリーだなと思えます。


晴れの日も雨の日も
曇りの日も嵐の日も

全部、私という物語の一ページです。




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