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英語を探せ#23-米国国歌星条旗よ永遠なれの歌詞は好戦的か

 日常の行動や考え方を見直せるような英語を探しています。”Anthem of the USA"「米国国歌」を初めて聞いたのは、米国時代、大学スポーツの試合前の儀式でした。選手を含め観客の米国人は一斉に胸に手をあて大きな声で歌っていました。
 天皇家の永遠を祈る日本国家「君が代」に比べると、勇ましいリズムと、具体的にロケット弾と爆弾が歌詞に出てきて、なんと好戦的な国歌、好戦的な国民だろう、と思いました。思い直せば、独立戦争(1775-1783年)以後250年、大小の戦争をしてきた国なのです。10年も戦争がなかった時はなかったと思われます。自由と勇気が出てきます。
  歌詞1番を紹介します。歌詞2行で1つの文章のようなので、歌詞2行ごとに訳してみました。なお歌詞の一番初め"Oh, say"「オーセー」と歌うは、米国に来たばかりのメキシコ人で、メキシコでよくある名前のホーセーさんが、皆私の名前を呼んでくれると感激したというアメリカンジョークがあります。
"Oh, say can you see by the dawn’s early light
What so proudly we hailed at the twilight’s last gleaming?" 「ああ君は見えるだろうか?夜明けの薄明り、黄昏の僅かな光の下に掲げられた、我々の歓喜を浴びる誇り高きものが」"Oh, say"は「ああ」と訳しました。
"Whose broad stripes and bright stars thru the perilous fight,
O’er the ramparts we watched were so gallantly streaming?" 「その太い縞模様と輝く星は、危険に満ちた戦いを乗り越え、私達が見た城壁の上で、あの旗は勇ましく翻っているのか?」"O’er"は”Over”です。
"And the rocket’s red glare, the bombs bursting in air,
Gave proof through the night that our flag was still there."「ロケットの赤い輝き、空中で爆発する爆弾が、私たちの旗がまだそこにあることを夜の間示しました」
"Oh, say does that star-spangled banner yet wave
O’er the land of the free and the home of the brave?"「ああ、あの星条旗はまだたなびいているだろうか?自由の大地であり、勇者の故郷でもある場所で」


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