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【これが織込済み!】CPI下振れだがNZDは買戻し。しかし利下げ期待は爆上り上昇中!転換点です 24/7/17

Yan氏で~す
インパクト!!!

いつものように簡単なダイジェストから

 今回のニュージーランド消費者物価指数(CPI)は、市場の事前予想通り悪化しました。しかし、CPI発表後にはNZDが買戻されるという意外な展開となりました。
市場がすでにCPI悪化を織込み済みで、政策金利維持ハト派発言からのNZD売りの手仕舞いだったためと考えられます。
(補足ですが、この後のNZD指標で大きく影響するものが7/22貿易収支。8/7雇用統計、そして8/14政策金利になります。雇用まで大きな材料がすくないと思ったのではないかと思います。そしてその雇用がまったく見いだせないので、ここで一旦利確したのではないかと)

しかし、今回のCPIの結果を受けて、市場では年内の利下げ観測が高まっており、一部の銀行は8月にも利下げが始まると予想がではじめています。流石に早いとは思いますので、10月が本命。アメリカのことを考えると11月かもしれません。
 今日、NZDは一旦買戻されたものの、今後、利下げ観測がさらに強まれば、再び売られる可能性があります。
 今後は、NZDが買われる局面を待ってから売りに入る戦略に転換し、オージーなど他の通貨への投資も検討する必要があるかもしれません。

ここまでがダイジェストです

ここから下は本文で今回は大したことは書いておりませんが地元紙と統計局のデーターがあります。マニア向けなので無理はしなくても大丈夫です(笑)


本文

今日はNZのCPIでした。
昨日は時間が無くて分析が出来ていなかったので、放置でした
予想は悪くなると思っていたのでそれはどんな人も同じだと思います
ところがトレードは別でしたね。

その当りのことを見ていきます
まずは今日発表のデーターです

ニュージーランド統計局

ニュージーランド準備銀行のインフレ目標は1~3%です。2024年6月期までの12か月間、消費者物価指数は3.3%上昇しました。これは、2024年3月期に記録された4.0%上昇よりも低い数値です。インフレ率上昇の最大の要因は、家賃、新築住宅の建設、金利の上昇による住宅と光熱費でした。次に大きな要因は、保険料の上昇によるその他商品・サービスでした。

と非常にあっさりとした説明です

ロイター 7/17

ロイターは11月利下げをよそくと記事にしています

では地元紙ではどうでしょうか
お馴染みRNZ 7/17

ニュージーランドの消費者物価指数(CPI)は、6月までの3か月間で0.4%上昇し、年率は4%から3.3%に鈍化しました。これは3年ぶりの低水準ですが、依然として中央銀行の目標範囲外です。
主なインフレ要因は、保険料、家賃、料金、エネルギーコストの上昇です。食品価格は下落しており、インフレ抑制に貢献しています。
 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、インフレ率が年内に目標範囲内に戻ると予想しており、その場合にのみ利下げを開始する予定です。経済学者たちは、インフレ鈍化を受けて利下げ予想を前倒ししており、
金融市場は10月と11月の利下げを織り込んでいます。キウイバンクのチーフエコノミストは、利下げは経済に即効性を与えるものではないが、心理の改善には役立つだろうと述べています。

となります。でましたね。10月です
25年5月から急速2月、11月、10月でかなり前に来ました

で、早速こんな記事がでます

できれば読んでほしいのですが、
要約を出しておきます

 ニュージーランドの2024年6月までの年間インフレ率は3.3%と、中央銀行の予想を下回りました。これを受けて、ASB銀行は早ければ来月にも政策金利の引き下げが始まる可能性があると述べました。 キウイバンクは、家賃インフレ率は依然として高いものの、経済情勢の悪化により転換点に近づいている可能性があり、9月にはインフレ率が3%を下回り、クリスマスまでに利下げが実施できると予想しました。 ANZとウエストパック銀行も、利下げ予想を11月に前倒ししました。 しかし、住宅、光熱費、保険料の上昇など、中央銀行が制御しにくい分野でのインフレ圧力は依然として懸念されています。 インフォメトリクスの主任予測者ガレス・キアナン氏は、RBNZは金利や保険などを精査すべきだと述べました。 ANZのシャロン・ゾルナー総裁は、RBNZはコアインフレに焦点を当て、5月に表明した懸念に比べると、今回のデータは安心できる内容だと述べました。 ウエストパック銀行のチーフエコノミスト、ケリー・エックホールド氏は、RBNZはおそらくこの最新情報を見出しベースで安心感を与えるだろうと述べました。

これはさらにNZDの売りに繋がるはずですが、実際には今日の動きはまるで逆です
 なんと初動こそ売られましたが、1分もしない売りに、NZDの買戻しが全通貨で起きたのですね。
 これ、織り込み済ってやつです。

その理由ですが考えてみます

最初に日足を見てみます。GBPNZDで考えてみます

GBPNZD 日足

7月10日NZD政策金利で5.5%据え置きでしたが
内容がハト寄りってだけで、売られまくったNZDです。
ほぼ同等の金利を持つBOEですが、景気後退期にはポンドの方が安全通貨として働くのでどうしてもNZDは売られてしまいます。
ですが、ここまで売られるとは思いもしなかったです
6日で500PIPS上昇です
 明らかにスピード違反だと思います。ただ、今日のCPIの内容で買う要素もないのも事実です。悪材料出尽くしと、一時期の利確祭りだったのではないかと思います。一応は格付けでトリプルAのNZでもあり、政策金利が主要通貨の中でもまだ利下げをしていない5.5%は伊達じゃないのではないかと思ったしだいです。
それと、この後のNZD指標で次回政策金利に大きく影響するものが
7/22貿易収支
8/7雇用統計だけになり、あとは細かない指標と地元記事くらいで
雇用が焦点になるのですが、移民が減ったといわれているニュージーランドなのですが、どうもまだはっきりとしないのですね。よって雇用がまったく見いだせないので、ここで一旦利確したのではないかと

後は、このチャートは18時のものですが、明日もう一度確認します
なにを見ているかというと出来高に注目です
この9日ぶりに少ないです。
買っている人がいないのが解ります。利確しまくりなんでしょう。15時のイギリスのCPIが悪くなかった。普通なら戻していてもおかしくないと思うのですが、戻しきっていない
これから戻すかもしれませんが、この時点では新規にロングをしている人が少ないってことです。

ただ、またNZDは売られるとも思います。
8月利下げも地元紙で出るとなると、いずれ意識されるはずです
そういう意味では短期で、デイトレではNZDは買いというか買戻しがあった。そこで落ちたところが買えばいいと、さっき思いましたね。家にいれば、思いついたかな?。今さら感があるので押し目を待ちます

ただ、今回は事前にニュージーランドCPIを分析していたら、迷わずに売っていたと思います。そして大きめの損切の後に入り直しは出来なかったと思います。
 今回はノートレで良かったと思います

織り込み済を理解できないと為替相場では生き残れないですね

こんなことが解るようになってから思うのですが、乖離ってのも重要ですし、チャート上で大きな節目とかサポレジではドラマが起きるのだと、再認識しました。

一応はこの後もニュージーランド経済は見ていきますが、
一旦は買われる局面を待ち、その後は売っていく戦略に転換です。
年内利下げも急速に織り込みが進むはずです
高金利過ぎて、スワップ不利な通貨なので、今後はオージーの方が多くなるのかもしれないですね。

そんな感じです

あとがき
 今日は仕事中から、帰ったらこう書いてやろーってイメージを膨らませていました(笑)。
 今回、NZDをやる気にならないのは、予想は当ててもトレードで負けるパターンだったというのをフォースが感じていたのでしょう(笑)。織り込み済の買戻しは確かにちょっとはあったのですが、逆にニュージー国内のニュースで利上げに繋がる材料が少なすぎるのも判断を鈍らせたのかもしれないです。偏りが大きいとリバースがあるのは株でもよくあることです。トレードは難しいけど、この織り込みが解ってきたような気がします。トレードしない勇気も必要だと今回は非常に勉強になりました!

以上

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