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入学後3か月で大学院休学を決めた話

初めまして。

タイトル通り、私は今年4月に大学院に入学し、6月に休学を決めた大学院生です。

今まで国立大学に現役合格、留年せずストレートで学部を卒業。
挫折を知らない人生を生きてきた私が、休学。

学部4年生の時に所属していた研究室は希望の研究室ではなく、1年望まない環境で頑張って卒論を書いて。

やっと今年度から自分のしたい研究が出来るんだ!
と、意気込んで入った大学院。
院試を受ける時も、やりたい研究について研究計画書を考えて書いたけれど、ワクワクしていた。

始まった大学院での研究室生活


研究室を変更せずそのまま大学院へ進学する同級生より遅れているということもあり、本当は前年度の3月から研究室へ通おうと計画していた。しかし、先輩に「春休みは遊べる最後の休みになるだろうから、好きなだけ遊んでおきな」と言われたこともあり、4月1日から行くことにした。


4月は、新しい環境に早く慣れたい、遅れている分人一倍頑張っていこうと意気込んでいた。朝は6時に起き、研究室に8時には着き、夜まで過ごす生活を平日は過ごしていた。


1回目、気持ちが保てなくなったのは5月半ばを過ぎたころだった。
何をするにもマイナスに捉えてしまって、毎日がしんどい。辛い。
土日は何もする気が起きず、ベッドから起き上がれない自分に対して自己嫌悪。

そういう状態が続いていて、我慢の限界が来たとき、両親にその辛さを吐露した。
この時は、大学院生はそんなもんだ、そのくらい耐えられなくてどうする、今までやってきたんだから大丈夫だと説得され、もう一度頑張ってみることにした。

ただ、6月中旬、また同じように頑張れなくなってしまった。

朝、起きると気分が悪い。
大学へ出向くことを考えると吐き気がする。

まだ本格的に研究が始まっていたわけでもなければ、ダウンしてしまう原因としてよく挙げられる教授や先輩からのパワハラがあったというわけでもない。

その朝、私は「学校、行きたくない」と俯きながら言い、研究室に行かなかった。

その日から今まで、一度も研究室には顔を出していない。

そして、1つを除いて、授業にも顔を出せなくなってしまった。


適応障害と休学


どうしてこうなってしまったんだろう。

最初のうちはなぜ自分は周りの人と違って頑張れないんだろうとか、ただの甘えではないかとか、自分をとにかく責める毎日だった。

そして、1週間で体重は3キロ落ちるほど食欲が湧かず、急に涙が出て、泣く日々だった。
楽しいはずのことが楽しいと思えなくなっていた。

明日が来るのが怖い。
朝が憂鬱で動けず、夜が近づくにつれ活力が出てくる一方で、寝る前にはそんな思いで中々寝られなかった。

親に大学の相談室の利用を勧められ、臨床心理士さんと精神科医さんに定期的にカウンセリングしてもらうようになった。

そこで、私は「適応障害」と告げられた。

「その環境」から離れて生活してみることを勧められ、基本家過ごし、時々バイトへ行く生活になった。

最初のうちこそ罪悪感のような焦燥感のような、休んでいいのだろうかという気持ちで心から休めていなかった。

ただ、カウンセリングや友達、理解ある人に話していくうち、自分の気持ちを整理していくことが出来た。

そして少しずつではあるが、食欲も戻り、楽しいと思える時間が増えていった。

そして、親とも話し合い、周りが就活と研究に励む中、後期から休学することを決めた。


休学について思うこと


休学。


生来、周りの目を気にして生きてきた私にとって、挫折を味わったことのない私にとって、大きな決断だった。

もし復学するとしても、今の同級生とは同じ年では居られないし、卒業時期もずれてしまう。
休学期間中もみんなは研究や就活に励んでどんどん前に進んでいく。

そんな中、自分は休んでいていいのだろうか。

まだ正直、正解なんて見えていないし分からない。


でも、「今」の私にとって、休んで立ち止まって見る時間が、必要だと思えたし、立ち止まるなら今しかないんじゃないか。

そう思えるきっかけとなったのは、大好きなバンド・Mrs. GREEN APPLEさんのライブ映像中にボーカルの大森元貴さんが話されていた次の言葉が心に残ったからである。

変化が伴っていくのが人生だったりするわけですけども
一番僕が、僕らが大切にしなきゃいけないのは
丁重に扱わなきゃいけないのは
今で 今の僕らで

それは過去を大切にするために 過去を愛するために
すごく必要な決断でした

これからを生きるためにいつだってそうだと思います
今を愛するために頑張る っていう

Mrs. GREEN APPLE  "Atlantis"のMCより引用


今を大事にしたい。

これが休学する理由の一つだ。

将来像が見えていないことも、病んでしまった原因の一つではないかと考えている。

自分と向き合う。
その大切で今まで忙しさから逃げていたことから、この半年は本気で向き合う期間にしたいと思う。

長期インターンだとか、留学だとか、立派な休学理由ではないがこのまま専門分野で生きていくのかどうか、それともまだ分からない「やりたいこと」を選ぶのか。

じっくり考え、やりたいと思ったことは行動し、そして色んなことを経験・学習したいと考えている。

このブログも、その一環であり、自分の気持ちを人に発信する形でまとめてみたいと思って気力が出てきたタイミングで始めることにした。(本当は7月中に投稿する予定が、8月になってしまった…。)
同じような人にも読んでもらえたらと思うし、そうでなくとも、面白がって読んでくれれば嬉しいなと思う。


ざっと1か月半の状況を頭が働かない時間に走り書きしたため文章がまとまっていないことこの上ないが、ここまで読んでくださった方がいれば、ありがとうございます。

これから自分が考えていることや日々の何気ないことを自分の言葉で綴っていき、形として残していければと考えていますので、見ていただけたら嬉しいです。


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