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金持ちは金持ち

こんにちわ。
名もなき僧侶でございます。
本日も法唱院不動堂にてお行させていただきました。
夏の滝行はもはや水遊びでしかなく
大寒の滝行がしたいものです。

さて我々一同は
先日よりクラウドファンディングをはじめさせていただきました。
目的は寺院のトイレ改修工事の工面であり
是非とも達成したいものです。
100万円を目標にさせていただいております。
参考のため
いろんな応募者様の募集を拝見させていただきました。

花火大会のYouTubeライブをされたい方。
能登半島地震により壊れた牛舎を再建されたい方。
サウナ施設をつくりたい方。
様々な支援を必要とする方の投稿を拝見しました。
若干の誇張は感じたものの
皆さま一生懸命プレゼンを投稿されており
見ていて楽しかったです。

その中にリターン(寄付)のページがありましたので拝見させていただいていたら
3000円から100万円を超えるたくさんのご寄付が
全国津々浦々から集まっておりました。

お名前も記載がなかったため
もちろんどなたかわかりませんが
100万円をご寄付なさる方となれば
企業の社長様、会長様など
身分の高い方なのは容易に想像できますね。

私自身、クラウドファンディングに応募しておいて
なんですが
人様にご寄付させていただくお金や心の余裕など
ありません。
そのような額を全く知らない方へ
はたまたリターンなどほぼ無いなかで
ご寄付なさる方の理解は私には及ばず
おそらく住んでいる世界が違う。
考え方が全く違う。
その一択に尽きるのです。

よく世間では裕福な方つまりお金持ちの方を
"ボンボン"  
"温室育ち"
など、いかにも甘えて育って苦労を知らない人
と捉える方も少数いらっしゃいます。
私も共感できる時期が長くありました。

貧しい方は苦労を知っていて
人間性に優れる。
インドの偉人。ガンジーのようなイメージですね。はい。
私も理解できます。

しかしです。
結論から申し上げますと
お金持ちはお金持ちなのです。
貧しいことが悪ではありません。
質素に暮らすことは素晴らしいことです。

ただここでいうお金持ちとは
仏教で変換すると
功徳。つまり人生の豊かさを持っている。
そう解釈します。

功徳とはなにか。
人に良いことをする。
良い種を蒔いた人です。
それを布施の功徳と言います。

布施とは人に施すという意味で
仏教の最も大切な6つのルール
「六波羅蜜」の1つに数えらています。

この布施の功徳を積んだ人、積んだ家庭、積んだ家系、積んだ血筋は
結婚、仕事、人間関係、経済面
人生において
確実に豊かになっていきます。

この功徳がある血筋を裕福と言っていいです。

貧しくても苦労して人間性の光る素晴らしい方はたくさんいらっしゃいます。
六波羅蜜にも"忍辱" というルールもあり
我慢の必要性も説いています。

しかし
人間性と功徳は全くの別物です。
ピーマンとチョコレートくらい違います。

人間性の修養は仏教でも大変重要な項目ではありますが
そこに布施。この記事でいうクラウドファンディングへのご寄付など
または寺院へのお布施。
はたまた周囲の人へ施すこと。
この布施がなければ
豊かにはなり得ません。

因果応報と言うように
自分から出たものが
知らずに自分に戻る。

わたしはこのクラウドファンディングを拝見させていただき
やはり、お金持ちはお金持ちだな。と感じ感銘を受けました。
布施をするのが当然。
困ってる人。挑戦したい人を応援するのは当然だと思っているのです。

産まれながらに庶民とは考え方が違うので
雪だるま式に布施の功徳は充満していきます。

人に施す。
自分の考え方を根本から変えて
高度なレベルの志向で生活することで
人生は必ず変わるものかと存じ上げます。

私自身にも言い聞かせた話ではありますが
お金持ちはお金持ち。
庶民より高いレベルで暮らしている。

そのことを意識することで
1つ私もレベルアップできるのかと思います。

今後とも
思うことあれば綴らせていただきますので
よろしければ
お読みいただければ幸いです。

ありがとうございました。

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