わからない理由⑥
〜被害者〜
閑静な住宅街に、若くして命を失った被害者は住んでいた。家族と同居しており母親が出迎えてくれた
「刑事さんすみませんねぇ、わざわざこんな遠くまでお越しいただいて・・」
「いえ・・この度はなんと言っていいのやら・・」
「本当に・・どうして家の子がこんなことに・・」
母親は目に涙を浮かべ俺にそう言った。
俺は被害者に線香をあげ、母親に加害者の現状を伝えた。
早々に立ち去ろうとした矢先、母親が俺に
「そうそう!刑事さん、娘の部屋からこんなものがみつかったの。なんだと思いますか?」
俺は渡された紙に目を通した。
「これは!!・・・」
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?