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花粉症

とうとう花粉の季節がやってきたようですね。
全くもって歓迎しておりませんが、
自然のことですので致し方ありません。
寒いからかさらりとした鼻水がよく垂れるなあ、
誰か噂話でもしているのかくしゃみがよく出るなあ、
そのように呑気に捉えていたのですが、
起床時、
目やにが多いぞ、痒いぞ、
ということに気がつき、
ようやく花粉症だということに思い至りました。
年末年始に皮膚が荒れていたときに、
花粉の時期はまた肌が荒れるぞ、
そのように危惧していたばかりなのに、
すっかり忘却の彼方に。
潤いたっぷりの柔らかいティッシュを購入しまして、
さらさら鼻水は対処できるのですが、
出るか出ないかの瀬戸際の攻防を繰り返し続けるくしゃみは困ったものでございます。
10:0とまでは言いませんが、
せめて8:2くらいでくしゃみが見事に押し出しを決めてくださいますと、
気持ちよくくしゃんといけるのですが、
今のところくしゃみの戦績は5:5くらいでしょうか。
もぞもぞもっそりと堰き止めるあやつもなかなか強いのでございます。
不運にも。
欧米の文化、習慣的に、
誰かがくしゃみをすると、
bless you
と言うようでございまして、
その意味するところは、
お大事に
といったカジュアルなもののようですが、
くしゃみをすると魂が口から出て行く、
といったような迷信から生まれたようでございます。
日本でいわれるところの、
ため息をつけば幸運が逃げて行く、
というものは欧米には存在しないようで、
これまた面白い違い。
さておき、bless you。
彼女がいる場合は、
彼女が欠かさず言ってくれるので、
そんなことは無いのですが、
一人でくしゃみをした場合には、
bless me
心の中で呟いております。
街中で誰かがくしゃみをするのを聞いた場合にも、
bless you
心の中で呟いております。
英語でなにかを考えていたり、
洋楽を聞いていたり、
英語寄りの頭になっていると、
bless you
と、心の中で呟きがちなのですが、
これが日本語寄りになっていますと、
bless you
そのbの音さえも頭によぎらないほどに、
どこかに身を隠してしまっております。
その違いに、自分の脳ではありますが、
面白いもんだなあ、
なんて楽しんでいるわけでございます。
花粉の時期が本格的にやってきますと、
街中でくしゃんと聞こえるでしょうが、
忙しなく呟き続けなければならないのでしょうね。
ある人は豪快に、
ある人は控え目に、
またある人は独特に、
くしゃみをしますが、
kittyのくしゃみが一番心を奪われてしまいますね。
一月に一度聞くか聞かないかの程度ではございますが、
葉擦れの音くらいの優しく控え目なボリューム。
それでも当の本人は、
どこかショッキングな表情でこちらを見てきますので、
思わずthumbs upしてしまいます。
I love it
そんな気持ちを込めて。
今のところとても楽観的に花粉を捉えておりますが、
酷くなってきましたら、
ほとほとうんざりしていることと思います。
‘’まし‘’な年であってほしい。

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