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オーストラリア人の彼女と 猫と、僕と°

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2019年11月の記事一覧

エナジードリンク

エナジードリンクなるものを、 常飲するほど好きではありませんが、 体調が悪いような気がする、 そのようなときには、 チオビタ(正確にはエナジードリンクではないかもしれませんが)を飲んでおります。 親がそうしていた影響でございます。 学生の頃、 連日の行事等々で忙しいときには、 母がチオビタを用意していてくれました。 また、祖父母の家に行くときも、 チオビタを箱買いして持って行くこともしばしばでございました。 ですので、 僕にとってのエナジードリンクはチオビタでございます。 彼

健やかに美しく

肌寒くなってから、 kittyをブラッシングいたしましても、 ほとんど抜け毛はなく、 気持ち良さそうにごろごろ鳴くだけでございます。 そのためにも、 抜け毛はなくとも、 定期的にブラッシングはしていくつもりです。 kittyが毛繕いをしておりますときは、 まさに没頭といった感じでございまして、 僕たちが周りで動こうとも、 首を三百六十度回転させて、一心不乱。 普段は、 僕たちが少しでも動けば、 そちらのほうに目をやったり、 または、近づいてきたり、 忙しいkittyでございま

直してほしくないところ

僕たちの洗面所には、 僕の化粧水、ニベアの缶、 彼女のジェル、もう一つジェル、 という順にものが置いてあるのですが、 彼女はどうも、 僕のニベアの缶の上に彼女のジェルの容器を置くのが好きなようで、 毎晩、僕がお風呂上がりにニベアの缶を取ろうとしますと、 彼女のジェルの容器が重ねて置いてあることに気がつきます。 ですので、 僕は彼女のジェルの容器をどかしてから、 ニベアの缶を開けることになりまして、 一秒にも満たないことでございますので、 特に嫌な気分を抱くようなことではないの

魅惑的なとろけ方

祖父母の家から実家に届いた大量の野菜を、 母が、僕たちの所へ送ってくれるということになりまして、 野菜好きの僕はとても嬉しく、 大歓迎でございました。 彼女の好きなものもなにか入れたいんだけど と、母が尋ねてきましたので、 アボカドが良いかな 僕は返しました。 アボカド、彼女は大好きでございまして、 アボカドのある朝などは、 半分をトーストに乗せて食べております。 アボカドをスプーンで崩して、 そこにブラックペッパーをささっと。 とてもシンプルながら、美味。 彼女のこのスタイ

イモムシ

寒くなってきましたので、 毎晩、恒例のように、 僕は布団でイモムシになるわけでございますが、 彼女はまだそこまで寒さを感じていないらしく、 イモムシな僕の側で、 ガウンを羽織って動画を見たりして、 笑い声をあげながら、 楽しそうな夜の時間を過ごしておられます。 動画から流れてきます英語は、 気をつけて聞き取ろうしないと、 聞き取れない僕でございますので、 なにやら面白そうだぞ、 と、彼女の大きな笑い声が聞こえてきた場合は、 こっそり耳をそちらに向けておりますときもしばしばでご

もし〇〇だったら

もし〇〇だったら、 という会話は、 ときどきなされるものだろうと思いますが、 この間、僕たちがしたものは、 もし僕たちが子どもの頃に出会っていたら、 というものでございました。 なにを発端にそれを考えたのか、 僕には分からないですが、 ビールを片手に、 彼女がいきなり問いかけてきました。 言葉も通じない、 生まれた国も違う、 ですので、 なにか共通の好みはないか、 僕は考えを巡らせてみました。 例えば、 サッカーが好きなもの同士では、 サッカーが共通言語となり、 その仲を深め

kittyのひげは一本だけ灰色をしております。 発見したのはつい最近のことで、 以前からそうであったのか定かではありませんが、 人間が歳を重ねて白髪が生えてくるように、 猫は黒髪が生えてくるのだろうか、 そのように期待しております。 髭の黒いkitty、 シャープな威厳が感じられて、 かっこいいですね。 毛の色に関して、 僕は全てが黒、真っ黒、 墨汁を垂らしたようだと言われたこともある漆黒の一色でございます。 kittyは、 光に照らされたように明度の高い黄色をベースに、 食

言葉は変わっても

集英社から出ております、 季刊紙「kotoba」の中に、 マークピーターセンとピーターバラカンの、 日本語と英語のはざまを考える対談が収録されておりまして、 それを読んだのは半年以上前のことなのですが、 先日、ふとその一節を思い出しまして、 彼女に尋ねてみたことがあります。 How do you feel the difference between difference from and difference than? 日本語にもたくさん勘違いされて使われている言葉はある

夜中の攻防

夜中の攻防、ブランケットの取り合いは、 ひんやりとした夜気への抵抗から勃発しておりまして、 大抵は夢の中で行われております。 彼女も僕も、 隣にいる彼女(僕)に風邪を引かせてやろう そんな悪意を持ってブランケットを引っ張っているわけではなく、 ひたすらに寒さを感じて、 無意識に引っ張ってしまっているわけでございます。 朝起きて、 ごめん そう思うことはしばしばでございます。 僕も寝返りを打つことは当然あるでしょうが、 夜中、トイレに起きて、 眠りに戻るまでの少しの間に、 彼女

お行儀良くいてくださいね

言語というものは非常に難しく、 日々、彼女も僕も、 これはどう言うのか、 これはどうして間違いなのか、 この言葉は英語(日本語)にあるのか等々、 尽きることなく湧き出てくる疑問を、 お互いに尋ね合っております。 普段、英語でやり取りをしているおかげで、 英語が上達していることも実感するのですが、 その一方で、 英語を話すことに対して、 注意深くなくなってきていることも実感しております。 この間、 いつものように睡魔に耐えきれず、 夜八時過ぎに歯磨きを済ませ、 彼女のいる部屋を

サインするときの判子をどうしているのか、 ということを、 彼女と出会った当初に尋ねました。 判子を持っているのか、 あるとすればどのようなものなのか、 興味からでございます。 Do you have a hanko? I have a hanko と、どこか誇らしげな彼女。 Which kanji do you have for it? It is like a dancing lady 僕の頭にはどの漢字も思い浮かびませんでした。 She is wearing a skir

ガウン

彼女の強烈な思いが炸裂いたします冬のもの。 それは、ガウンでございます。 他にもたくさんの好きなものがある彼女ではございますが、 それについては、 日本ではそれほど一般的ではないためか、 バリエーションに乏しく、 彼女の欲求を満たさないようでございます。 彼女に出会うまで、僕の人生で、 ガウンを羽織ってお家時間を楽しむことは、 別荘を持つことと同等に、 考えることもなければ、 貴族のような方々が嗜むようなものでしかありませんでしたが、 あるクリスマスに、 彼女にそれをプレゼン

日向でころころ

kittyは日向で身体をころころさせるのが、 とても好きなようでございます。 部屋の中でころころするのは、 滅多にありませんが、 ベランダに出たときはノンストップ。 洗濯物を干すときなどに、 外に出してやることがありまして、 そんなときは、いつも、 みゃっ と、一つ挨拶をしてから、 ベランダへ出て行きます。 ご飯を食べるときに「いただきます」をするような、 そんなお行儀の良さを感じております。 勝手に。 さておき、陽の当たる場所へ駆けて行って、 すかさずごろん。 そして、壁を

サウナと水風呂

日向と日陰では寒暖差が大きく、 太陽はまだまだ元気なようで、 そのことをkittyは歓迎しているようでございます。 時間帯によって陽の差し込む場所が違いますので、 kittyは太陽を迎え入れるように、 その場所その場所に移動しては、 すうすうと平和的に眠っております。 短い秋に冬がもう押し寄せて来ている気配を感じる今日この頃でございますが、 それでも、太陽は燦々。 とてもありがたいことではありますが、 全身でそれを迎え入れるkittyにとっては、 少しばかり元気過ぎるようで、