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エナジードリンク

エナジードリンクなるものを、
常飲するほど好きではありませんが、
体調が悪いような気がする、
そのようなときには、
チオビタ(正確にはエナジードリンクではないかもしれませんが)を飲んでおります。
親がそうしていた影響でございます。
学生の頃、
連日の行事等々で忙しいときには、
母がチオビタを用意していてくれました。
また、祖父母の家に行くときも、
チオビタを箱買いして持って行くこともしばしばでございました。
ですので、
僕にとってのエナジードリンクはチオビタでございます。
彼女にとってのそれは、レッドブルでございます。
愛飲、常飲。
ともに出かけるときなどは、
彼女の顔を見るだけで、
今からレッドブルを買うんだろうな、
瞬時に分かってしまいます。
Hey, don’t guess so easily
なんて言われますが、
too easyでございますので、
それはしかたがないことでございます。
「しかたがない」という日本語、
彼女のお気に入りワードの一つだそうです。
余談です。
片手にレッドブルがスタイルの一つになっている、
そんな彼女でございますので、
先日、彼女の友人がバリに行った際、
彼女に買ってきたお土産は、
バリで売られているレッドブルでございました。
日本のそれと量は同じなのですが、
日本のそれを上からぐいぐいっと押さえつけたように、
でっぷりとしたフォルムをしておりまして、
また、黄色い缶でございますので、
大変罰当たりかもしれませんが、
七福神の一人を連想してしまいました。
それはさておき、
これもまたお出かけのときでしたが、
ぷしゅっ
その黄色いのを開けまして、
一口ちょろと飲んだ彼女が、
なんだか顔を歪めておりまして、
どうしたのか尋ねますと、
This is not fizzy
レッドブルなのにそうなのか、
おそるおそる僕も一口いただきますと、
たるい甘さが口に鈍く広がっていきました。
チオビタに砂糖を一掴み、二掴みして加えたような味。
僕たちの好みには合いませんでしたが、
これがバリでは受け入れられている味なのだろう、
と、国によって異なる味覚を実感いたしました。
個々人にももちろん味覚の差はございますが、
炭酸飲料としてレッドブルを受け入れておりますと、
炭酸のないそれはどうしても、
開栓後数日経った、
気の抜けた炭酸飲料のように感じてしまいます。
そう考えますと、
日本人は比較的炭酸飲料を好む国民性なのでしょうかね。
歳を重ねるにつれ、
炭酸ジュースは飲まなくなりましたが、
子どもの頃は好んで飲んでいた記憶があります。
ビールのしゅわっとした微炭酸のことを考えますと、
バリではあまりビールは飲まれていないのでしょうか。
なんて、レッドブルを軸にしましてもねえ。
なんにせよ、
本日も彼女は、
ぷしゅっ
とするような気がいたします。
まだまだ深い眠りの中ではございますが。

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