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オーストラリア人の彼女と 猫と、僕と°

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2019年8月の記事一覧

身体は敏感に訴える

季節の変わり目。 鼻水がさらりと流れたり、 目がちくちくと痒くなったり、 身体が、 季節が変わっているよ、 そう訴えてきます。 僕の身体の場合、訴え方が尋常ではなく、 朝起きたら、 殴られた後みたいに腫れた目になっていることもしばしば。 寝ている間にすごく目をこすっているんですよね。 それで起きてしまうこともありますので。 いただけないお話でございます。 彼女はそんな僕の姿を見て、 日本人の花粉症の悲惨さを驚きをもって振り返っていました。 日本に来る前は、 誇張した描写なのだ

太陽はどこに行った?

ここ数日、お空の様子は芳しくないようでございます。 気持ちよく洗濯物、お布団を外に干したいですが、 そうはいきません。 降ったり止んだり、忙しなく。 そんな天候であっても、 彼女は自転車で通勤します。 ポンチョに身を包んで。 30分ほど悩んで購入したおかげか、 雨で気分が上がらなくとも、 ポンチョを着るのはある程度楽しんでいるようです。 This is perfect isn't it? なんてとても誇らしげな表情。 先日もその誇らしい装いで、 雨の降りしきる中を颯爽と出かけ

お弁当箱と恋に落ちて一ヶ月

彼女がお弁当箱と恋に落ちてから、 一ヶ月ほどが経ちました。 お米を切らした一日を除けば、 毎日お弁当を持参しております。 amazing の一言であります。 お弁当を持参するようになってから、 お料理のほうにも少し関心が芽生え始めたようで、 かねてから切望していたひじきはもちろんのこと、 肉じゃがや切り干し大根、炊き込みご飯など、 いわゆる出汁を使うお料理を作ったりしています。 I need your help そう言いながらも、 休みの日なんかに、 I want to co

チョコミントの季節はじきに

夏の限定フレーバー、 チョコミントをこよなく愛している彼女ですが、 そのラインナップが縮小傾向にあることに、 寂しさを覚えているようです。 それは、夏の終わりを意味しますので、 そのことに対しては、 散歩が楽しい秋が来る と期待に満ちた表情を見せますが、 チョコミントの季節が終わるね と言うと、 Hey don't say that と、その話題を突き放してきます。 そのくらい愛を持っているようですので、 僕がスーパーに行ったとき、 必ずお菓子コーナーに足を運び、 チョコミン

ぶんぎぶんぎ

ぶんがーお kittyが鳴くと、 彼女がこう応えます。 ぶんがーお 僕には、 んみゃーお としか聞こえませんが、 彼女にとってのkittyの鳴き声はいつでも、 ぶんがーお だそうです。 ですので、たまにkittyのことを、 ぶんぎぶんぎー なんて呼んだりもしています。 そんなぶんぎぶんぎがですね、 ここ数日、 ぶんがーお よく鳴くようになりました。 今までは鳴くことは滅多になく、 一週間に数回といった頻度だったのですが、 最近は一日に数回といった頻度になりました。 何かアクシ

バスに揺られて

電車かバスか。 どこかへ行くとき、 バスに揺られて行くことができるのであれば、 バスを選択したい僕でございます。 オーストラリアは電車がそこまで発達していないらしく、 バスに乗る機会のほうが多かったようで、 バスより電車のほうが好きだね 特に、阪急電車と叡山電鉄 と、彼女。 普段、ほとんどバスに乗ることがありませんので、 少し遠出するときなどに、 バスでも行けるんだけど、どう? 下調べした運賃、所要時間を提示しながら、 彼女に提案します。 彼女はいつも、 もちろん と快諾して

秋の夜長のその前に

ここ1ヶ月、 深夜、確実に目を覚まします。 時計をいちいち見ないほうが良い、 ということに気がついてから、 見ないようにしていますが、 体感的には、2時から3時の間。 彼女は、 すーすー寝ているときもあれば、 どうしたの? と、目を覚ますときもあります。 目を覚ます、といっても、 どうしたの? と言ってから数秒で、 すーすーと寝息をたて始めますので、 彼女はそのことを一度たりとも覚えてはおりません。 そういうときに頬を軽く撫でても起きないので、 よく目の前にいる僕のことを現実

オータムカラーが連れてくる

kittyの毛がオータムカラーになってきたように感じる今日この頃でございます。 みなさんの飼われている猫ちゃんたちはどうでしょうか? 毎朝の恒例行事、 kittyのブラッシングタイムのあと、 ブラシに付いた毛を見ると、 以前より茶色が濃くなったようで、 食パンをかりっと焼き上げたような色合いに見えました。 飼われている猫に換毛期というものは、 具体的にこの時期という決まったものはなくなってきているようですが、 勝手に僕は、今この時期がそうなのではないかと期待しています。 秋の

甘えたらいい、なんて

先日、2日続けて彼女も僕も、 朝早くから夜遅くまで家を空けておりまして、 kittyにひとりぼっちで過ごしてもらうことがありました。 1日目の帰宅時は、 窓の外にいる僕たちを発見して、 みゃーお、みゃーお と声をかけてくれ、 彼女が玄関でkittyを抱き上げ、 しばらくすると、 ごろごろ と鳴き始める、といったような具合でした。 いつものことなので特別なことではありません。 ですが、2日目はといいますと、 さみしさが募ってしまったのでしょうか。 窓の外にいる僕たちを発見して、

甘えたらいい、なんて

kittyは舐めるのが大好きです。 舐め始めたら止まりません。 ですので、 痛い痛い なんて彼女や僕がkittyに訴えるのは、 頻繁に起こっていることであります。 肌が少し赤くなったりなんかして。 舐めてもらう場所を変えてもらっても。 自分の身体を舐めるのももちろん大好きですので、 身体がある程度湿るまで、 ひたすらに舐め続けます。 顎痛くならない? 小さくてシャープな顎をさすってあげますが、 顎じゃなくて全体的に疲れるよ そう言わんばかりに、 舐め終わったら即、睡眠モード。

大好きなんです。

kittyは舐めるのが大好きです。 舐め始めたら止まりません。 ですので、 痛い痛い なんて彼女や僕がkittyに訴えるのは、 頻繁に起こっていることであります。 肌が少し赤くなったりなんかして。 舐めてもらう場所を変えてもらっても。 自分の身体を舐めるのももちろん大好きですので、 身体がある程度湿るまで、 ひたすらに舐め続けます。 顎痛くならない? 小さくてシャープな顎をさすってあげますが、 顎じゃなくて全体的に疲れるよ そう言わんばかりに、 舐め終わったら即、睡眠モード。

母の味

2人ともに帰りが遅い日なんかは、 各々が各々の晩ご飯を買って帰ることが多いです。 なにが食べたいだろうなあ、 と、相手のことを考えながら選ぶのは楽しいですが、 疲れていて遅い日にそんなことはしたくありません。 早く帰って食べたいですから。 僕たちが共有する意見でございます。 それで、このあいだは、 彼女がごぼうサラダを、 僕がごぼうのきんぴらを購入しておりまして、 Oh it's a gobou day なんて驚きつつ、 異なる味に染まったごぼうを味わいました。 彼女はマヨネ

newお気に入り

kittyは最近、 椅子の上がお気に入りのようで、 誰も座っていないときは、 ここぞとばかりに椅子の上にやって来ます。 体を舐めたり、寝たり。 気持ちよさそうにそこにいるので、 心ゆくまで楽しんでいただきたいのですが、 どうしてか、尻尾を垂らすのはもちろんのこと、 身体の4分の1ほどを椅子からはみ出させて寛いでいらっしゃいます。 落ちるよ そう僕たちが言っても、 kittyはそんなの意に介さず、 はあ、なんて良いところ、 そう言いたげに顔をとろんとさせております。 先日は特に

beer beer beer

彼女の仕事終わり、 Can we go to the supermarket together? と、メッセージが届くことがあります。 それを意味するところはもうすでに分かっておりますので、 Yeah of course 僕はそう返答します。 そしてスーパーの近くで合流し、 I know you want beers なんて推理小説の探偵のごとくシリアスなトーンの僕。 How do you know?! オーバーリアクションで応える彼女。 そんな茶番を終えて、 ビールの置いて