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太陽はどこに行った?

ここ数日、お空の様子は芳しくないようでございます。
気持ちよく洗濯物、お布団を外に干したいですが、
そうはいきません。
降ったり止んだり、忙しなく。
そんな天候であっても、
彼女は自転車で通勤します。
ポンチョに身を包んで。
30分ほど悩んで購入したおかげか、
雨で気分が上がらなくとも、
ポンチョを着るのはある程度楽しんでいるようです。
This is perfect isn't it?
なんてとても誇らしげな表情。
先日もその誇らしい装いで、
雨の降りしきる中を颯爽と出かけて行ったのですが、
10分後くらいですかね、
彼女から電話がかかってきまして、
なにごとか、
と、電話を受けた途端に、
ズボンの裾が車輪に引っかかって破れてしまったの、
他のズボンを持って来てくれない?
早いピッチの高いトーンでそう訴えてきましたので、
僕はその声に促されるように、
彼女のラックからズボンを取り、ビニール袋に入れて、
傘を片手に走り出しました。
走れば、彼女の始業時間には間に合う時間だったので、
帰ったらシャワーでも浴びようか、
なんてとてもカジュアルなことを考えながら、
全身がびしょ濡れになっていくのを楽しんでいました。
どこか懐かしさを感じて。
You saved me thank you so much
彼女に無事にズボンを渡すことができ、一安心。
誰かのために雨の中を走るなんて、
僕の人生であったかな、
いや、ないよな、
そんなことを考えながら帰路につき、
シャワーを浴びて、お布団にごろん。
kittyとともにお昼寝するのは良いね、
そう感じながら、
たまにはしっかり運動するのも悪くないよ
と、まんまるとしたkittyに一言。
しっぽをちょろっと動かすのみで、
kittyには響かなかったようです。
朝からの運動、なにか良いことをしたのではないかという充足感、
それらのおかげで休日の半分を寝ることに費やしてしまいましたが、
それはそれでたまには良いですよね。
今度走るときは、
できれば気持ちのよい晴れの日が嬉しいですけれど。
太陽が恋しいなんて、
ほんの数日前までは微塵も感じていなかったのに。

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