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Watashi in NewYork (6)

以降は、本格的にスリープノーモアの内容を描いていくので、
何も知らない状態で楽しみたい方は読まない方が良いです。

さて、色々あった末エレベーターに乗った我々観客。
私は一番最後にエレベーターに乗った為、必然的に「最初に降りる」立ち位置に。
何階かは分からないが、スタッフが降りるように指示する。
「良い時間を」みたいな事を言っていた気がするが、やったー!一番に見て回れる~!!と思ってわっくわくでエレベーターを降りた。

エレベーターから降りて、周りを見る。
そこは廊下が続いていて、学校の廊下ぐらいはある。
「ほほう」と思いつつ早速冒険だ!!色々探して触って回るぞ!!!とばかりに、廊下を進む。

窓があり、中の部屋を覗き見る。
その部屋はバスタブが並んでいて、浴室の様だった。
それらのセットがほんとに豪華というか、本格的というか、こだわってそろえてるんだな~と分かる気合の入れようで圧倒された。
部屋の中を見て回り、もっと詳しく調べたかったが、とりあえずざっとこの階を調べよう!と思って、ぐんぐんと先に進む。

……あれ?ほかの人は???

そう思ってくるっと振り返り、エレベーターのところまで戻る。
誰もいない……人っ子一人いない…………。

いやいやいやいやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!
十数人ぐらいはまだいたでしょ!!!!!!!!!!!!!!
皆どこいったの?!?!?!おかしくね?!?!?!

結構パニックになってしまった笑
「これ、絶対私間違えて違う階に降ろされたんだ!!!」
と、本気で考えた。

「えっ、ヤバいヤバいどうなってのこれ」って独り言を言ってたら、廊下の隅に居たスタッフに「しーっ」とばかりに合図された。

後から調べて分かったが事なんだけど、一番最初に降ろされる一人だけは違う階に降ろされるらしい笑
他のサイトでは降ろしたスタッフは残った人たちと下の階に行きながら「人間こうやって新しい世界を知っていくんだよね」的な事を言ってたりするとか。

そんなことも知らない私は、とりあえずこの階の見どころ全部見とくか~と、部屋を回る。
次に見た小部屋は、寝台が並んだ部屋。
ちょっと病院っぽい雰囲気だな~と、色々見ながら思った。

そして、うろついていると「ワッ」と驚かれて、こっちも驚く事数回。
誰もいないと思ってると、変な仮面被った人がいて本当にびっくりする。
そして、しゃべっちゃいけないルールだから、お互い無言でやり過ごすという奇妙な間。

この時点で全然役者(仮面を被ってない)に出会えず、ちょっと焦りだす。

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