Watashi in NewYork (2)
私のニューヨークでの必需品である。
ポーチを掛けてからコートを着、背中にリュック、両ポケットに地図という装備だ。
リュックにはお土産や水、食糧などの、万が一盗まれても良いものを入れている。
さて、ここから、ニューヨークで巡った場所、食べた物、ミュージカル鑑賞、撮影した写真などを上げるべきだと思う。
私の英語力高校生レベルで、どんなやり取りがあったか、どんな苦労をして、どんんな喜びがあったか、を面白おかしく、詳細に、あるいは挿絵など入れて――。
割愛である。
とっても楽しかった。
ニューヨークの風景には圧倒されるし、タイムズスクエアに限らず様々な人種とすれ違う、ふと目をやればそこらへんはゴミだらけだ。
メトロはションベン臭いし、これって痰ですよね…という黄緑のねっちょりや、これってゲボですよね…というおかゆ状の水溜りがそこかしこにある、そして本当にネズミが住みついている。
噂のプレッツェルは上にかかっている白い粒が全部塩で相当しょっぱく「高血圧で死ぬ」と思う横で、ニューヨーカーは更にマスタードを掛けてかぶりついている。
スーパーマーケットは物で溢れ、レジのお姉ちゃんはだいたい感じが悪い。
ビッグマックを頼んだつもりが、ワンサイズ上のグランドビッグマックが出てきて「こんなに食えるか!!!!!!!」と思いながら完食した。
特に、美術館はMoMA、ミュージカルはCATSとALADDINが良かった。
ミュージカルは最初の一曲を聞き終えた瞬間泣いてしまう程、役者人の迫力が凄かった。
私のニューヨーク旅行は終わろうとしていた。
1月23日ニューヨーク旅行最終日。
その日は、暴風雨。冬の寒さが戻ってきていた。
午前中はMoMAに出掛け、午後からチェルシーマーケット。
そして、時間を潰すために入ったマックでグランドビッグマックを食べ、トイレをすませた。
18時半、私は大雨が降り、暴風が吹き付ける中、傘もなく、コートの帽子を被って一人「スリープノーモア」が上演される「マッキトリックホテル」へと向かった。
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