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Watashi in NewYork (7)

どこか、役者はいないかと探してみるも誰もいない。
いるのは、自分と同じ仮面を被った観客ぐらいだった。
そんな中、白っぽい枯れ木が連なる迷路が現れた。
奥には何やら建物があり、とても意味深だ。
さっそくこの迷路にトライしてみたのだけど、これがまた結構普通に迷う。
暗い上に仮面被ってるし、何か雰囲気怖いしで、判断力が鈍りまくりなんだろうなと思った。

そして、迷路の中央あたりにくると、羊の剥製の様な物が立っていた。
めちゃくちゃ不気味である。

近づいてみると、はく製ではなく作り物の様だった。
そういえば、触ってみても良いんだったと思い出し、ためしにそっと触ってみる。

皆に触られて結構ぼろぼろだった。
だけど、そのぼろぼろさが、こう逆にチープな遊園地感をかもしだして不気味。
迷路の奥へ進んでいくと、門の閉じられた小屋があった。

おっ、やっと役者に会えるか?!と思ったけど、門には錠前が掛かっていて中には入れなかった。
仕方なく、迷路を進み、どうにか抜け出す。

次の部屋はアンティーク調の家具が揃った小部屋。
戸棚や本棚、引き出しがある。
ためしに、一つ引き出しを開ける。

中には、意味深にお皿と写真が入っている。
その下にはチョークで何か書かれていたが、「何か書いてあるな?」程度で、よく見なかった。
その階をだいたい見終えて、違う階に移ってみようと思い立つ。
階段へと出て、上の階へ登ろうとすると、スタッフの黒仮面が首を横に振った。

上の階には行くな、という感じだった。
なので、諦めて下の階へと降りる。
何となく、一階飛ばし、もう一つ下の階へと降りて行った。

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