最終的に「ドッスン」に例えて熱くなった話
うちにマリオカートのソフトがある。
沢山の楽しそうなサーキット場の中から、プレイしたい場所を選ぶ。
その中のとある場面で、
突然 ドスンッッ! と上から落ちてくる鬼瓦のようなキャラクターに出会う。
最初はビックリ! 驚くと同時につぶされた。
次に、いつ落ちてくるか…恐れから構えていたおかげでつぶされずに通過。
慣れた今では、「あぁね、そこくるよね。」
。。。みたいな心境の変化がある。
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話は変わります。
私は毎週3回、車で20分弱のサッカースクールに年中・小三を送迎している。
2020の夏ごろまで熱をもって観戦してたけど、
練習をしている彼らに対しての、
自分の心境の浮き沈みが嫌になってからは、観戦をやめた。
。。。その時からスクールの1時間は自分の時間にした。
今回の題材はその時間に考えたことです。
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大人になると数は少なくなってきそうな内容だが、
最近、年中・小三が年に3〜4回くらいのペースで何気に伝えてくることがある。
被害者立場から少し重いような感じで話す。。。
「〇〇くんから〇〇○って言われた。」
おそらく、
そう言われる原因に心当たりがないため、
ただ相手の口の悪さからくる突然の心のダメージ。
ゴングがなる前のフライングジャブ。
突然なだけに心の整理がつかないまま即KO。
おそらく、そのモヤモヤをぬぐいたいがために…私に話す。。。という流れだ。
普段生活している中で、
ふいに心が乱される出来事にはどう対応すればよいかという疑問。
相手に仕返しもせず、
自分の労力を使わず、
心静かに、心乱されず、、、
車に乗っている時の移り変わる景色のように、
気にも留めない通りすがりの標識のように、
何事もなかったように一瞬の瞬きにする方法。
その答えと、彼らに分かりやすい例え話が何かないかな。。。と、
私の中の数えるられるほどの知識を絞り出し、まずひとつ言葉を思い出す。
「相手は私にとって意識をむける価値がない。」
納得はするが、
ただ…相手に価値がない…そのように定義すると、
何だか自分が傲慢で相手を蔑(さげす)んでいるような言葉でしっくりこない。
自分にもダメージが残る感じがする。
どこかしら心穏やかではない。
じゃあ他の言い方では。。。
。。。相手と自分とで世界を分離し、同じ空気を吸わない。
いまいちだ。
もっと、何か。。。
。。。相手の道と自分の道を分離して、見て見ぬ振り。
それだと、
相手の心と自分の心を共有しないようにって我慢すると、
かえって気になる。
また、「臭いものにフタ」…になりそうで後味が悪い。
他に何か。。。
あぁぁぁぁ、、、そうだった。
この前の記事で「相手との分離」が心の息苦しさを生むと考えたばかりだ。。。
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今度は、相手と自分を分離しない視点から考える。。。
この世が全て自分の投影だすると、
その相手は自分の意識や意図で作り出している?
なら、自分の意識で相手をどうする。。。
その対象者を、ただそこに存在するのみの人物として、
一瞬だけチラ見する認識の対象とする。(反射神経みたいなもの)
そして、その対象物に自分の意識を向けない。
おおっ?! これなんじゃないか。。。?
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サッカースクールの帰りの車の中。
早速、小三の彼に私なりの考えを伝えた。
「突然やってくるフライングジャブには、
チラ見する対象物として一瞬だけ認識しよう」
相手の例えとしては、
「マリオカートでドスンとおちてくるあのキャラクター」を使った。
(車に乗っている時の移り変わる景色…の方が分かりやすい気もするが)
「ほら、あのドスンっていきなり落ちてくるおっきい四角の石あるでしょ?
最初はびっくりするけど、2回目からはよけ方が分かって一瞬見るけどスルーしてるでしょ。あんな感じ、分かる?」
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家に着くまでの15分間。
出来立てホヤホヤの持論なだけにとてもとても熱く語った。
運転しながらの話だったので、小三の彼の顔はほぼ見てない。
返事は良い、反応はまあまあ。
おそらく今夜寝たらほぼ覚えていないかも。
覚えているとしたら、あの鬼瓦のキャラクターを思い浮べるだけっぽいな。
その時は何度でも話そう。
ドスンと落ちてくるあのキャラクターがチラ見対象物に変わるまで。
名前を調べたらその名も「ドッスン」。。。
やばい、愛着がわく。
愛着わいたら、意識が向いてチラ見にならない。。。
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