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『七十歳死亡法案、可決』著者 垣谷美雨 私はどうする⁉

老後、介護、年金問題等々。ちょうど年齢的にも悩めるアラカン世代にぴったりハマるせいでしょうか。垣谷美雨さんの書く作品はどれも心に刺さります。

『七十歳死亡法案、可決』
なんとも過激なタイトル!!

70歳になると誕生日から1ヶ月間以内に安楽死しなければならない。
こんなたまげた法案が強行採決され、2年後に施行される。

ぎゃーー!!😱

なんと恐ろしい法案なのでしょー‼
なんと非常識な法案なのでしょー‼
こんなの倫理的にOKなの⁉

しかし
こんな法案を無理にでも通さなければならないほど少子高齢化は深刻化し、日本の国家財政はどうしようもないところまで来てしまったのです。

いやいや‥財政の問題だけでなく

この法案でたくさんの人達が救われるのです。
悲惨な介護生活に疲れ果てている人達にとっては希望の光となり、老老介護の末の一家心中はきっとなくなります。

死んでくれたらホッとする
とか
生きていてすみません
とか

そんなことを思う罪悪感や、絶望感もこの法案が全てバッサリ解決してくれるのです。
まさに伝家の宝刀✨

こんな法案が可決されたら‥。

私はどうするんだろ?🤔

小説では、
こんなビックリな法案を突きつけておきながら、適度な落とし所をみつけて軽やかに幕を閉じる。重くなり過ぎないのは垣谷美雨さん流。題名の奇抜さだけで手にとって人類の断末魔の雄叫び小説を想像していた人にとっては、拍子抜けするほどホームドラマちっくなのだけれど、小説としてとっても面白い♫あるある感も満載で、わかるぅ〜って感じでサクサク読めます👍

でも‥。
小説では着地点を見つけても、現実世界の少子高齢化問題は未解決のまま。
悪夢から醒めたらまた悪夢。

どーしたらいいんでしょうね。🫠

少し話はそれるのですが‥
私は、母(85歳 認知症)と折り合いが悪く、本当はあまり行きたくないのだけれど、育ててもらった恩だけは返さないと寝覚めが悪いので、定期的に帰省して母のお世話をする。

この母親
昔からズボラで自堕落な人で
そこにとんちんかんが加わって
更にパワーを増している。
なかなかの人だ。

自分の身体が思うように動かないジレンマなのか、ボケて自制が効かないのか、文句が多い。甘えや依存もエスカレートして、やってもらって当たり前感がどんどん増してゆく。

帰省の初日は仏の心だった私も
最後は必ずイライラして
もう勘弁してー!!👹となる

‥の繰り返し。😮‍💨

まぁ 母とのいざこざは言い出したらきりが無いので置いておくが

こんな母親にも年金が支給され介護保険サービスのお世話になっている。
ケアマネさんが月イチで訪問してくれて、送迎付きのデイサービスで美味しいご飯をいただいて帰ってくる。

ありがたいですよ‥。(;_;)
そりゃ〜もぉ〜ありがたいですよ‥。

でもね‥
うちの母親1人にこれだけの公的資金投入してて、それが全国で何千万人っていて‥と考えると‥ものすごく恐ろしい。
そりゃー日本の財政、破綻するわな。

私だって、微力だけれども、
母のお世話にかけてる時間もお金も労力も結構なものだ。
これで人生100年時代となればあと15年‥。私の財政も破綻しそうだ。

どーすりゃいいんだ。🫠

そーなるともう、合法的にゴールを決めて、次のステージに逝ってもらう👼「例のあの法案」は確かにアリやな😏と、この小説のことをついつい思い出す。

ダメ元でいいから誰か「例のあの法案」提出してみてくれませんかね。
そーでもしないと
誰も本気で向き合いませんよー!
一向に解決しませんよー! 

子供に留守番させたら虐待です」って条例案だした議員さんあたり‥是非ともご検討いただきたいです。
(_ _)

話は逸れまくって長くなりましたが。

結論は(笑)
私は
健康で経済的にも自立した老人を目指そうと思います!✊ということです。

ちゃん♫ちゃん♫🤗

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