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今更になって自分探しする奴

31歳である。

気付くともう31歳。

時が流れるのは早い。

社会人になってから特に
時間が経つのが早い。
正直、ほんの昨日まで学生
だったような肌感覚さえある。

なんだ、この時間のスピード。

明日にはおじいちゃんになってるんじゃないか?

そんなことを思ってしまうほど、とにかく
時間が流れるのが早い。

そう、今年で31歳。
周りは結婚、子供が出来たり、家を建てたり
重要なライフイベントをこなし、着実に
人生の階段を登っている。
自分も以前まで、だいたい今の年齢ぐらいには、もう結婚して子供も2人ぐらいいて、みたいなビジョンはあった。できれば戸建てに住んで、犬も飼えたらいいな、みたいな。

しかし、未来とはわからないものだ。
まったく自分の予期しない方向へと進んでいるようである。

結婚、家族、戸建て?
いやいやいや、
なんと、これから"自分探し"である。
しかも31歳で。

ジョークだろうか。

今更すぎる、、、

自分探しぐらい20代で終えておきたかった。
ちゃんと"自分"を見つけておけばよかった。
そうすれば、三十路になってまで、
「自分探し」なんてほざいてないで良かったのに。

でも、まあ、しかしだ。
人生には、人それぞれタイミング
というものがある。
こうなったからには仕方ない。
"自分探し"なんて悠長なことを言えているだけ
でも幸せというものである。
自分のやるべきことをやるだけだ。

で、具体的に何をするか。

ワーキングホリデーでカナダに行くことにした。


ワーキングホリデー(以下:ワーホリ)とは、就労目的で海外に滞在するプログラムのことである。「この国で働いていいですよ」というその国の就労許可書(就労ビザ)を取得して、現地の企業に就職したり、カフェやレストラン等でアルバイトをするなど、現地で自ら稼ぎながら、生活をするという滞在プログラムである。
申し込みは30歳まで(31歳の誕生日を迎える前に申し込めばOK)
*ちなみに僕のように31歳でワーホリに行くのは世間で(ギリギリのワーホリ)ということで通称"ギリホリ"と言われるらしい。響きが嫌。

ワーホリプログラムで渡航できる国は日本と同プログラムの提携を結んでいる国が対象である。提携国は主に欧米圏の国々が中心であり、カナダもその一つだ。ほんとうはアメリカに行きたかったのだが、アメリカはワーホリ提携外なので、仕方なくお隣のカナダにしたという訳である。カナダならアメリカと文化も近いだろうし、国が隣接しているので旅行も便利そうという理由からだ。
すみません、カナダ。

"自分探し"にワーホリを選んだ理由は
以前から海外に住むことに憧れがあったことが一つと、もう一つは将来、(漠然とではあるが)英語を使う仕事に就きたくて、そのために英語スキルを磨いておこうと思ったからである。
ワーホリを通して、海外生活という貴重な体験をしながら、同時に英語も上達すれば願ったり叶ったりという訳である。

しかし、とは言え、この1年間のワーホリを通して何か具体的な行動計画がある訳でもない。

とりあえず海外で暮らして、英語漬けになってこよう。
そうすれば、何かやりたいこと見つかるかも。
そんなノリである。

なので、ほとんど、
日本で言う「東京行ったら何か変わるかも」みたいなノリ、「ちょっくら行ってくるわ」みたいなノリである。
霧の中に手を突っ込んで、何か掴めそうなものがあれば掴む。
何かやりたいことを見つかるといいな。
そんなノリである。

俗に言う"ノープラン"というやつだ。

しかし、ノープランだろうが、何だろうが、時間と自由がある今しかこんなことできないだろう(現在、無職だから)
たぶんこの機会を逃がしたら、もうこんな冒険できない気がするし、もし今やらなかったら今後の人生、「あの時やっぱりやっとけばよかった、、」とずっと後悔する気がする。
だから、それなら、とりあえずやってみよう、という訳である。

とまあ、全体的にはこんなゆるい感じなのだが、
たぶん、今ここまで読んでくれているあなたはきっと「クソなまぬるいこと言っているな」などと思っているだろう。

全くその通り。
自分でもそう思う。
クソなまぬるい。
自分に対して「このクソ甘ったれ青二才が!」
と思っている。
ちゃんと自覚はある。

しかし、これは自分の人生である。
全て自分の責任でやることだ。
誰に迷惑をかける訳でもないし、
誰に責められる必要もない。

とりあえず向こうに行ってしまえば、なるようになるのだし、それに我々人間は環境適用能力もあったりする、、、
まあ、それはわからないが、きっと何とかなるだろう。「住めば都」なんて言葉もあるぐらいだ。
とりあえず生活を始めれば、何かしら形にはなるだろう。そう信じて、行ってこようと思ってる。

そういう訳で、これから1年間カナダへワーホリに行くことになったのだが、そう言っている間に
渡航日がもう数日後に迫ってきた。
のんびりとnoteを書いている場合じゃない。

いまの心境を語るとすれば、
実のところ、けっこう憂鬱である。
(自分で決めたくせに)
ほんとうに大丈夫なのだろうか?と
不安でならない。

実際、数週間前から朝起きるたびに、
「また出国日まで一日近づいちゃったよ、、」
とソワソワしている始末である。
これを書いている今もソワソワしている。

さあ、どうなるだろうか、この1年。

どんなトンデモ1年間になるだろうか。

半ば心配、半ば楽しみである。

1か月後ぐらいに、死んだ顔を
していない事を祈るばかりだ。


未来のおれよ、がんばれ。


さあ、支度するか、、、、、


***

読んでくれてありがとうございました。

今後、カナダのワーホリ生活の様子は
noteに投稿していく予定 *余裕あれば

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