カノ

大手鉄道会社で約10年ほど勤務した後に30代で転職。鉄道会社を始めとする大手企業でのキ…

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大手鉄道会社で約10年ほど勤務した後に30代で転職。鉄道会社を始めとする大手企業でのキャリアに悩む方向けに自身の体験、転職後に感じたこと等を発信していけたらと思います。

最近の記事

鉄道会社からの転職を改めて考える

こんにちは。 今日は鉄道会社からの転職について改めて考えてみようと思います。 私自身、鉄道会社から転職をして2年ほどですが、コロナ禍を経てまた当時と状況も変わってきている部分もあるかなと感じるので、改めて今思うことを言葉にしてみます。 転職は成功か失敗か 結論、転職をして非常に良かったと個人的には考えています。給与については当初かなり下がりましたが、今では現業での手当分ほどの差分になっており、泊まり勤務の負担や、リモートワークが可能になったことを考えると待遇には不満はあり

    • 鉄道会社にジョブ型雇用は定着するのか

      鉄道会社にもジョブ型雇用の波がこんにちは。 先日、JR東日本が2024年度採用よりジョブ型雇用をスタートするとのプレスを発表しました。鉄道会社に身を置いていた個人的な感覚として、JR東日本がジョブ型をスタートするというニュースには驚きがありましたので、そのことについて書いてみようと思います。 他の鉄道会社に先立ってこうした取り組みを先陣を切って行うのはコロナ禍を経た危機感の表れでしょうか、様々なハードルがあると思いますが、個人的には良い方向性であると感じています。 htt

      • 突き抜けたくても努力する場所がない

        かつて私が大手鉄道会社に勤めていたときに漠然と感じていた不安は、今振り返ると「頑張るフィールドがない」ということだったのかもしれない、とふと思います。 確かに安定を求めて入社はしたのだけれど、仕事において手応え・難易度を感じる場所がない。働く=生活のためと考えていた就活生時代には、やはりその苦しみは分かりませんでした。 会社の王道とされるルートを歩む先輩に対して、大企業で選ばれることへの憧れが無いわけではありませんでしたし、自分もそうなれるように目の前の仕事には取り組んで

        • 転職市場から見る鉄道業界からの転職について

          こんにちは。 本日は鉄道業界から未経験で人材領域に転職を経験した私自身の経験を元に、 「鉄道業界から転職を考えている方への最初の一歩」について書いてみようと思います。 転職活動はキャリアの健康診断以前も記事にしたのですが、鉄道業界というのはかなり閉じた世界であり、 終身雇用が未だに当たり前の価値観としてあります。 コロナ禍以降、業績の悪化に伴い不安を感じている若手社員も多くいるかとは思いますが、業界全体として見れば依然として世間の企業のような離職率とはなっておらず、インフラ

        鉄道会社からの転職を改めて考える

          JR東日本「ウェルカムバック採用」導入ー戻れる仕組みより、戻りたい企業かどうか【アルムナイ】

          JR東日本が「ウェルカムバック採用」の実施を発表1/18、JR東日本のプレスリリースにて、「ウェルカムバック採用の開始について」という発表がありました。 概要としては、自己都合退職をした社員の復職制度ということで、 近年注目されているアルムナイ制度を鉄道会社でも導入するという発表でした。 ※参考:My Refer社の記事 新卒一括入社が現在でも主流になっている鉄道会社において、こうした柔軟な人事配置を開始することを大々的に発表したのには驚きましたが、新卒採用競争の激化やコ

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          鉄道会社からの転職活動のリアル

          鉄道会社からの転職 ネックになること 気をつけるべきポイント こんにちは。 本日は、私が経験した鉄道会社からの転職活動のリアルについて書いてみようと思います。あくまで私個人の経験、感性に基づく記載となりますので、誰しもにとって正解・不正解ではないとは思いますが、狭い&非常に閉鎖的な業界のことですので、仮に同業の方が読んだ場合少なからず共感していただける部分もあるかと思います。 ◆鉄道会社からの転職 鉄道会社に入社をする学生にどんなタイプが多いかと言えば、やはり安定性

          鉄道会社からの転職活動のリアル

          安定を求めて大手鉄道会社に入社した私が年収を下げ転職をした話

          2022年、退職の日退職日は、土曜日でした。 10年近く勤めた前職の鉄道会社では最終日に同僚が出迎えるという慣行があり、最終日は50名以上もの同期・先輩・後輩に道中や職場で出迎えてもらいました。本当に幸せで、やはり仕事というのは「誰とやるか」がとても大切だと改めて実感したとともに、「こんな仲間に囲まれていた環境だったのに…」と転職という選択肢が正解であったのかと自問自答する最終出勤日となりました。 同時に、本来であれば休みであった管理職がホーム上で出迎える社員を把握するため

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