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毎日が振り出しでいいのだ。

予約投稿の操作を誤り、noteの連続投稿日数のカウントがチャラになってしまった。

77日までいっていたのに。

100日達成を目標としていたのでミスに気がついたときはショックであったが、しばらくすると清々しい気持ちに変わっていた。

そもそも連続投稿の数字を伸ばすために書いていたわけではない。

数字はひとつの張り合いになる一方、増えれば増えるほどに「失うのが惜しい」という厄介な気持ちを産み出してもいた。

強制的にリセットされて逆によかった。

いったん振り出しに戻る。
0という数字は、とても清々しい。
なんなら、毎日が振り出しでいいのだ。

岡本太郎さんの本に

「人生は積み減らすべきだ」

という名言があるが、まさにこのことだと思う。

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。
ぼくは逆に、積み減らすべきだと思う。

財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。

人生に挑み、本当に生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれかわって運命をひらくのだ。それは心身とも無一物、無条件でなければならない。捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋にふくらんでくる。
 
今までの自分なんか、蹴とばしてやる そのつもりでちょうどいい。 

『自分の中に毒を持て』岡本太郎

同じように、フォロワー数やいいねの数にこだわるのも執着であり恐れであり、自分を束縛するものであることに気がついた。

見つめるのは自分の周囲の世界のすばらしさであり、自分の内面の深さである。数字ではない。

毎日が振り出しだと思って生きるのだ。


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