【もったいないは感謝の心】
整理整頓は大事。
部屋と心が整えられる。
日々、モノが増えたり減ったりすることの繰り返しで整えられ、必要なモノだけが残っていく。
たくさんの著書の中で書かれているように、思い切った断捨離ができるとどんなにかすっきりすることだろう。
この「捨てる」と言う作業には覚悟が必要で、私にとっては難題だ。
かと言って、何でも取っておく訳ではないけれど、思いが残る「モノ」を処分することが中々できない。
「もったいない」から。
今まで紡いで来た歴史を捨ててしまうようで。
人にとって、思い入れのあるモノに違いがあるように、紙切れ1枚でも捨てられないものだ。
そして、その紙切れを捨てるまでに時間をかける自分がいる。
納得したときに「ありがとう」の気持ちで処分する。
🌲捨てるまでの流れ
1.「いる」「いらない」にわける。
これは誰もがやる作業だろう。あきらかに不要なモノは容赦なく処分される。
🍀新聞紙
皆さん知っての通り意外と重宝される。
窓拭きにも使える。
ゴミをまとめるのにも使える。
私のうちは、折り紙の要領で箱折し、ゴミ箱として使っている。
油を吸い取るので、古い油を捨てる際に使う。
🍀Tシャツ
少し小さく切って、雑巾代わりに使う。
洗った靴下もそう。
汚れた所を拭いてから捨てる。
これも、窓拭きにも使う。
破れたストッキングは伸縮するので、仮に縛っておくのに使ったり、静電気を利用して埃をとって捨てることもある。
🍀タオル
古いタオルは雑巾に使う。
床や、物干し竿、ベランダを拭く。
少しの間、足拭きマットや、外から帰った愛犬の足拭きに使うこともある。
まだまださまざまな活用方法があるのは、本やネットにも出ている。
そういうものを活用しながら、簡単に捨てず、再利用して捨てることで、納得できる断捨離になっている。
2.「いるモノ」から「いらないモノ」を選ぶ。
この作業が1番大変になる。
思い入れがあるから。
だから段階的に進めるようにしている。
今回はここまでと言うように。
心を整理しながらになるため、選別するにはかなり時間がかかる。
🍀写真
昔はカメラ屋さんに行って、写真を現像してと言う時代だったこともあり、かなり多くの写真ブックがある。
たくさんの思い出が詰まったもの。
これは捨てなくていいと私は判断している。
断捨離の本には、思い切って捨てている例も書かれている。
いつか、この写真さえもいらないモノへと変わる日が来るかもしれない。
幸いにも、モノを置くスペースはある。
だから今はこのままでいいと決めている。
🍀賞状
卒業証書、免状は取っておくことにしている。
もちろん、紛失すると再発行が必要なモノは捨てることはない。
資格証のように自分が頑張ってきた証になるものもある。
その中で、どこかで踏ん切りをつけて捨てなくてはと言うモノもあるはず。
判断に困るモノは、残る者にそれを委ねてもいいかなとも考えている。
🍀本
だいぶ処分した。
処分するときは寂しいような気もした。
また出会いもあるだろうと決心し、リサイクルショップに出したこともある。
デイサービスなどの施設に寄付してもいいな。
病院や歯科医院なんかも再利用してもらえるかな。
でも好きな本は残している。
どんなに古い本でも。
スマホで活字を追うよりも、本は実際手にしてじっくりと読むことができる。
🍀布団
これにはまだ、手をつけていない。
だいぶシーツも古くなったな、この布団は使わないななんて思ってはいる。
母が嫁いで来たときに持参した掛け布団は、とても重い。
実用的ではないけれど、それは母の歴史。
大事なモノである。
大事なモノは実用的でなくても捨てる必要はない。
🍀スーツ 衣類
古い型になり、サイズも違うスーツ。
もう何年も袖を通していない。
そういうモノは処分した方がいいんだけど、これ
も一応悩む。
リフォームできる技術があれば、何か作り直せるんじゃないかなんて考えてしまう。
以前、パッチワークをやっていたときに、小さな端切れが立派になって再生される楽しみを味わっているから。
子供の衣類は、お下がりとして使ってもらった。
後は、「古着でワクチン」に寄付したこともある。
衣類の整理と、カンボジアなどの発展途上国のポリオワクチン代になると知ったときに決めた。
どうせなら有効活用したい。
🌲最後は「終活」
断捨離って「モノ」だけじゃなく、人の心にも深く絡んでいることだから、捨てることは慎重であっていいのではないかと思う。
それは終活にも通じるものがあって。
残る者に判断を委ねることもあるけれど、委ねた判断は、できるだけ軽い方がいい。
自分の代で終わらせなければいけないこともあるだろう。
これだけは知っていてほしいと言うこともあるだろう。
今できることを、少しずつしながら記録に残しておく。
後は、残る者が私の思いをきちんとわかってくれていればいい。
私の思う通りにならないことだってあるだろう。
でも、残る者を信じて託すだけ。
気持ちを考えて行動してくれての結果はどうでも仕方ないと思う。
『形あるものはいつか壊れる』
これからも、感謝の気持ちで片付けていく。
「もったいない」気持ちを大切にして。
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