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ヨーロピアン読書〜2月の読書結果〜

もう3月も半ばですが、2月の読書結果です。次の旅行先を考えながら本を読んでいたらヨーロッパだらけの本になりました。
さてさて、結果はどうなった?

買った本

なし。

図書館で借りた本

1992年2月の朝。ケンブリッジ大学の貧乏学寮セント・アガサ・カレッジの学寮付き保健師(カレツジ・ナース)イモージェン・クワイのもとに、学寮長が駆け込んできた。おかしな規約で知られる〈ウィンダム図書館〉で、テーブルの角に頭をぶつけた学生の死体が発見されたのだ……。巨匠セイヤーズのピーター・ウィムジイ卿シリーズを書き継ぐことを託された実力派作家による、英国ミステリの逸品! 

amazonより

イギリスの大学文化がわかって面白いです。事件の鍵を握るトリック(のようなもの)が新鮮で人にネタバラししたくなる作品でした。シリーズものなので次回作も気になります。

  • 考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール 益田ミリ

温かいコーヒーとシナモンロールを頬張りながら、通りを歩く人々をぼんやりと眺める。
そして考える。時間とか、人生とか、自分について。
1章フィンランドの空の下で考えたこと 2章未来から今を懐かしむ 3章自分の直感を当てにして生きる
イラストと写真満載の心が自由になる旅エッセイ。

amazonより

読んでいて感じたのは、びっくりするくらい淡々としていたこと。旅エッセイ特有のポジティブさやセンチメンタルな部分はほぼ無し。ホテルのベッドで「人はみんな死ぬ」と考えていたり。このくらいのフラットさがフィンランドのほの暗さとマッチしていました。

  • ハリスおばさんパリへ行く ポールガリコ

1950年代のロンドン。ハリスおばさんはもうすぐ60歳の通いの家政婦。夫を亡くし、質素な生活を送っている。ある日、勤め先の衣装戸棚でふるえるほど美しいクリスチャン・ディオールのドレスに出会う。今まで身なりを気にしてこなかったが、自分もパリでドレスを仕立てようと決意し、必死でお金をためることに。やがて訪れたパリで、新しい出会い、冒険、そして恋? 何歳になっても夢をあきらめない勇気と奇跡の物語。

amazon(新訳版)より

イギリスの慎ましい生活が垣間見れて面白かったです。とにかく好きなのは、どんなに節約しても友達が来るときのためにお茶は欠かさないこと。彼女の人生観だな〜と思いました。それにしても、ラスト!衝撃です。
モノより経験ってことなのかな。

まとめ

もし今月の裏テーマをつけるとしたら、意外な読書かな。ラストが衝撃的だったりそのジャンルらしくない本だったり。今月も3冊と少なかったけど、面白かったな。時間と体力が増えればもっとたくさん読めるかな?

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