見出し画像

家事分担やめちゃう?〜『家事か地獄か』を読んで〜

毎回同じことばっかり書いているように感じて読むのをやめていた稲垣さんの著作。センセーショナルなタイトルに惹かれ手に取ったけど、めちゃくちゃ良かったです!老後も大丈夫じゃないかなと思わせてくれました。

内容

デフレ・インフレ・不況災害・老後もなんのその

一人一家事の提案。それで全員が確実に救われる!

人生100年時代のまさかの出口戦略

Amazonより一部抜粋

複数人暮らしへのアンサー

稲垣さんといえば、冷蔵庫も電子レンジも洗濯機もない築50年のアパートで豊かに(ここポイント!)暮らす元・朝日新聞記者の方。ここまで聞くとだいぶエキセントリックですが、著作を読むとモノにも時間にも縛られず生活していてとても自由だなって感じます。

ただ、こんな生活ができるのは彼女が一人暮らしかつフリーランスだからできることだと思ってました。現在、実家で両親・姉と暮らしている私にはなかなか難しい。

家事の分担をやめましょう

P75に書かれていた言葉です。え!この人何言っちゃってるの?テレビでもネットでも妻の負担を減らすにはどうしたらいいか腐心しているのに、分担をしない?

洗濯を例に出しているのですが、家族の分をまとめて洗濯機で洗うから仕事量が増えて大変になる。だったら各自が自分の分を手洗いすればいい。乱暴に要約するとこんなことが書かれていました。

めちゃくちゃ思い当たる。ほぼ毎日洗濯機回してるけど、日々の洗濯量は結構なもの。そのうえ、下着・靴下とふきんは分けて……とかやってると1日2回くらいは洗濯機を回しています。

「うちは分担してるから、まだ楽」って思ってたけど結局、母一人が大変だったのから家族全員が大変に変わっただけ。分担することで洗濯物の量自体が減るわけじゃない。

それにこの服は洗濯ネットに入れか?入れないか?
外干しか?陰干しか?
服のタグを見てこれは大丈夫でしょ!ってものでも陰干しになっていてそこら辺は着ている人が判断するのが一番かも。

認知症と家事の関係

この本では稲垣さんのお母さんが認知症を患いご飯支度をはじめとした家事ができなくなったというエピソードが書いてありました。完璧主義で凝った料理を作り家族の洗濯をし各自の部屋におさめ、掃除もこなしてきた方。

うちの母は働いていたからここまではしてなかったけど、母がやってきた子育てして仕事もして家事もする(ワンオペで!)ことは私はできないと思います。やってみる気もない。

母は元気で今もパートに出てるけどいろんな能力が昔とは違ってきている。でも変えたくないそうです。年をとってから自分の考え方を変えるってものすごく難しいのだと思います。両親のことは本人たちに任せるしかないけど、自分は今から生活を小さくしていこうと思います。

まとめ

他にも書きたいことたくさんあるけど、本読んだ方がいいからこの辺で。今までの稲垣本こんな一人暮らしもあるんだよっていう紹介だったけど、今回は性別も世帯の人数も更には年齢さえも飛び越えた内容になっています。こんなにたくさんやっているのに家事が苦しいあなた!ぜひ、手に取ってみてください。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?