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大型デスクの処分方法を模索して、業者に頼んだ話。

前回断捨離をして、すっきりしたはずが、なんだかんだ続けている。
1番断捨離したかった、祖父のデスク。相棒だとか言っておきながら使いづらく、引き出しは重たく、断捨離候補ナンバーワンだった…。人って嘘つけないよね。

毎日目に入るし、なんだかんだ使っている。カリモクファニチャーと書いてある年代物のデスクだ。たぶん、アンティークの領域になるのではないだろうか。

2社買取業者を呼んで査定してもらったが、値がつかないどころか引き取ってももらえない。引き取り処分なら2万円かかると言われた。

今は、コンパクトなライフスタイルが主流でこんなに大きなデスクは使う人いないらしい。(横幅157センチ)そうだと思う。真っ当な意見だ。

その大きさゆえ、コンパクトな部屋での存在感はとてつもない。重厚感漂いすぎているし、それを使っているのが私でいいのかい?という気持ちにもなってくる。

やはり、どうしても処分したい。ネットで検索した。「机処分」…。すると、粗大ごみ回収業者という一覧がでてきた。安くても1万円くらいはしそうである。

このデスクは重たいし、運ぶの大変だから割り増し料金とられそうだなと思った。が、見積もりは無料らしいので電話で問い合わせ翌日見積もりを出してもらうことにした。

当日、業者さんは2人できた。若いお兄さん2人組だ。最初にデスクの写真を撮って、そこから見積もりを出すようだ。「こんな大きな机みたことないっすよ~」と言っていた。そうだろう。私もそうだったから。「見積もり終わりました!重さがかなりあるのと、階段使うのと、机がトラックに乗るか分からないので、トータル4万6千円です!」と業者のお兄さん。

心の中で「たっっか!」と思った。落ち着け私。「以前、買い取り業者さんが2万円で引き取ってくれるって言った時に高いと思ったんですよね。今回4万6千円ですか…」と私は言った。すると「えーー。2万円安すぎないですか?まじっすか~」と業者のお兄さん。

流石に4万6千円は出せないと思ったから、断ろうと思った。すると…「え~。じゃあ、2万円でいいっすよ。回収しちゃいましょうか?」と業者のお兄さん。え?急に半額以下…この業界の事はわからないけれど、私はぼったくられそうだったのか、もしくはこの2万円という金額さえもぼったくり?

0.1秒くらいで「え…いいんですか?2万円でお願いします」と私は言っていた。それくらい処分したかった。このチャンス(?)を逃したら、また業者を探さなければならないし、それがとても面倒な事に思えたからだ。

「わかりました~。でも、この机重いから、俺たちの悲鳴が階段から聞こえちゃいますよ~」と業者のお兄さんは言ってきたので「あぁ…そうでしょうね」と答えたら「そうでしょうねって~ww」と業者のお兄さん。ずっとノリが軽いのだ。

私は、知っている。このデスクが死にそうな程に重たいことを…だって、この部屋に男性2人と私の3人で運び入れたのだから。
生きていて、こんなに重たいものを持った事は無かった。そもそも持つでっぱりが無いのだ。それって、結構しんどいのだよ。

業者のお兄さん2人でデスクを持ち上げる。なんとかデスクの向きを変えながら降りて行った。業者のお兄さんの予言通り「重てぇぇぇ~!」と階段のところで悲鳴のような声が聞こえた。ケガが無いように祈る。

トラックまで無事に運び終えたようで、業者のお兄さんが1人戻ってきた。2万円を支払い「大変でしたね。お世話になりました。」と挨拶した。
「そうでもないっすよ~。階段も広かったし」と最後までノリは変わらなかった。

部屋に戻るとすっきりしていた。あの大きなデスクは無くなった。
デスクが無くなったことで思いついたのは、押入れを机代わりにできないだろうかというアイディアだった。
断捨離をしてほとんど押入れにモノが無くなったことが、私にできそうと思わせた。今、試行錯誤中である。

大きなデスクを運び入れた事も、広々とデスクを使った事も、処分した事も、全部いい経験になった。この経験から言えることは、大きな家具はもらわないこと。買わないこと。だと思う。

もう同じ過ちは繰り返さない。それが人間ってものだろう?


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