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松陰神社と素敵な出会いと沢山の神社

急に思い浮かんだ。「松陰神社に行かなきゃ」と…。しかし、松陰神社って実際にあるのだろうか?と疑問がわいた。そもそも松陰神社というワードを知らなかったのに、なぜ思い浮かんだのだろう。

ネットで検索すると「松陰神社」のホームページが出てきた。実在する…。何となく、行ったほうがいい気がして1人で行く事にした。
東急世田谷線の松陰神社前駅にあるらしい。初めて乗る世田谷線、まず改札が分からない。前の人について行ったら見つけた。

電車はとてもコンパクトで、電車だけどバスのような内装だった。とっても可愛い。だけど、人がいっぱい乗っていてぎゅうぎゅうだった。前から乗って後ろから出る。どこで降りても均一料金だ。

目的の駅に到着して降りた。私は地図を読むことが苦手で駅から徒歩1分の目的地さえも迷う。しかし、たまに能力を発揮してきちんと目的地までたどり着ける事もできるから、勝率は五分五分と言っていいだろう…(たぶん)

松陰神社までは商店街をずっと歩いて行く。初めての世田谷線に初めて行く場所。もうニヤニヤが止まらない。とにかく楽しい!!歩いている人を観察するのも好きなのだが、みんなゆったりとした自分のペースで歩いているように見えた。良い雰囲気だ…

歩いて5分くらいで到着した。ここが松陰神社か…吉田松陰といえば歴史で勉強した記憶がある。鳥居でお辞儀をして、中に入っていく。参道はまっすぐ本殿に続いている。晴天で心地よい風が吹いていてとても気持ち良い。
途中吉田松陰の銅像があった。目があった…目が離せない。何か通じるようなものを感じて、その銅像を後にした。不思議な銅像だ。

本殿でお賽銭を供えて、お参りをする。
無事にお参りを終えて、絵馬も書くことにした。一通り終わって、吉田松陰のお墓もお参りする。30歳で亡くなったなんて、早すぎる。
だけど、この時代の30歳は精神年齢がとても高そうだと思った。今の30歳と比べ物にならないだろう。

なんだかんだ1時間弱神社でまったりした。ここに来ることだけが目的だったが、商店街が充実していたのでコーヒーを飲むことにした。歩いていると沢山のカフェがある。そのなかで、おいしそうなプリンがあるカフェを見つけた。チーズケーキも美味しそう。迷ったときは、両方食べてしまおう!

おそらく、参拝ハイによる行いであろう。欲望に赴くまま、カフェラテとプリン、チーズケーキを注文した。吉田松陰先生に怒られるかもしれない。
席に座ると、店員さんが持ってきてくれた。近くの席でちびっこ達もお茶している。本当におしゃれな街だ。おやつを沢山注文した自分が少し恥ずかしく思えた。

一口カフェラテを飲むと「おいしい」クリーミーな泡、まろやかでコクのある味。それからプリンに乗っているサクランボを食べた。ちゃんとフレッシュなサクランボだった。プリンも固めで舌触りが良い。夢中で食べていたら、隣の席のお姉さんが話しかけてくれた。

このお店の常連さんのようだった。「プリン美味しいですよね」と言われて、本当においしいことを私も伝えた。1人でカフェに行ったときに美味しい気持ちを共有できないことが残念だと思っていたら、お姉さんが共有してくれた。それだけで心が温かくなったし、嬉しかった。

松陰神社にお参りに来た事などを話すと、「近くに沢山神社があるから周るといいよ」と近くの神社やお寺の名前を教えてくれた。
世間話や簡単な手芸も教えてくれて、優しくしてもらって、お姉さんとの出会いに感動した。
おいしいおやつも食べ終わり、私は次の目的地へ。お姉さんは引き続きパソコンでの仕事を再開していた。

「ありがとうございました!」と挨拶してカフェを出発した。足取りは軽い。人との出会いは偶然で、でも必然なのかもしれない。ひと時同じ時間を共有できたことに感謝した。まさに一期一会だ。

結局全部で4か所の神社とお寺をめぐって帰宅した。どこの神社も気持ちのいい場所だった。ゆったりと周れるから、神社巡りは1人の方がいいのかもしれない。

今回なぜ松陰神社を思いついたのかは行ってみても謎だった。もしかして、これから何か変化があるのだろうか。だけど、神社を参拝して晴れ晴れした気持ちになったことは確かだった。カフェでお姉さんと話さなかったら他の神社にも行かなかっただろう。少しの行動と出会いで知らない世界を確かに見た。

立ち止まっている自分が本当の意味で行動できる日が近いような気がした。
自分が行動できたときに、もう1度松陰神社に参拝にいきたい。
それをお礼参りというのだろうか。



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